とらわれて夏
『とらわれて夏』（とらわれてなつ、Labor Day）は、2013年のアメリカ合衆国のドラマ映画。ジェイソン・ライトマン監督・脚本。原作はジョイス・メイナードの小説『レイバーデイ』である。
| とらわれて夏 | |
|---|---|
| Labor Day | |
 | |
| 監督 | ジェイソン・ライトマン |
| 脚本 | ジェイソン・ライトマン |
| 原作 | ジョイス・メイナード 『レイバーデイ』 |
| 製作 | リアンヌ・ハルフォン ラッセル・スミス ジェイソン・ライトマン ヘレン・エスタブルック |
| 製作総指揮 | マイケル・ビューグ スティーヴン・M・レイルズ マーク・ロイバル |
| 出演者 | ケイト・ウィンスレット ジョシュ・ブローリン ガトリン・グリフィス トビー・マグワイア |
| 音楽 | ロルフ・ケント |
| 撮影 | エリック・スティールバーグ |
| 編集 | デイナ・E・グローバーマン |
| 製作会社 | インディアン・ペイントブラッシュ |
| 配給 | パラマウント映画 |
| 公開 |  2013年8月29日（TFF）[1][2] 2013年12月25日[3] 2014年5月1日 |
| 上映時間 | 111分 |
| 製作国 | アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $18,000,000[4] |
| 興行収入 |  $20,275,812[4] 4900万円[5] |
プレミア上映は2013年8月29日にテルライド映画祭で行われた。アメリカ合衆国では2013年12月25日に限定公開された後、2014年1月31日に拡大される[6]。
ストーリー
編集1987年のレイバー・デーの週末。夫に去られた心の傷を抱えているシングルマザーのアデルは13歳の息子のヘンリーと共に買い物に出かけたところ、逃亡犯の男と出会い、匿うこととなる。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替
- アデル・ウィーラー - ケイト・ウィンスレット（安藤麻吹）
- フランク・チェンバース - ジョシュ・ブローリン（篠塚勝）
- ヘンリー・ウィーラー - ガトリン・グリフィス（本城雄太郎）
- 成人後のヘンリー・ウィーラー / ナレーター - トビー・マグワイア（平川大輔）
- 青年期のフランク・チェンバース - トム・リピンスキー
- マンディ - マイカ・モンロー
- ジェラルド - クラーク・グレッグ
- トレッドウェル巡査 - ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク（萩沢俊彦）
- ジャーヴィス氏 - J・K・シモンズ
- イヴリン - ブルック・スミス
- エレノア - ブリード・フレミング（宮本侑芽）
- マージョリー - アレクシー・ギルモア
- リチャード - ルーカス・ヘッジズ
- バリー - マイカ・フォウラー
製作
編集2009年にジェイソン・ライトマンが監督することが報じられた[7]。2011年6月16日、ウィンスレットとブローリンがアデル役とフランク役で契約したことが発表された[8]。製作はパラマウント映画とインディアン・ペイントブラッシュが共同で行う[9]。
主要撮影は2012年6月13日にマサチューセッツ州で開始された[10]。ロケ地はサットン・マサチューセッツ、シェルバーン、アクトン、マンスフィールド、ネイティック、メドフィールド、メドウェイなどである[11]。
プロモーション
編集2013年７月23日、ウィンスレット、ブローリン、グリフィスの写真が初公開された[12]。
評価
編集2013年11月9日時点でRotten Tomatoesの集計によると、27件のレビューで支持率は63%である[13]。Metacriticでは7件のレビューで加重平均値は66/100である[14]。
本作はケイト・ウィンスレットの演技こそ称賛されているものの、作品の総合的な評価は賛否両論となっている。（ただし、賛成派の方が若干多い。）
ニューヨーク・ポストのロー・ルメニックは本作と『パーフェクト・ワールド』(クリント・イーストウッド監督作品)との間に類似性があることを指摘しつつ、高く評価した[15]。
参考文献
編集- ^ Sperling, Nicole (2013年8月29日). “Jason Reitman's 'Labor Day' premieres at Telluride Film Festival”. Los Angeles Times 2013年9月5日閲覧。
- ^ “Telluride Film Festival scoops TIFF's world premieres”. Toronto Star. (2013年8月31日) 2013年9月5日閲覧。
- ^ “Labor Day Trailer, News, Videos, and Reviews”. ComingSoon.net. 2013年9月5日閲覧。
- ^ a b “Labor Day (2014)” (英語). Box Office Mojo. 2015年4月7日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2015年3月下旬号 99頁
- ^ “Jason Reitman Pic 'Labor Day' Gets Christmas Release”. Deadline.com. 2013年6月21日閲覧。
- ^ Breznican, Anthony (2009年9月4日). “'Up in the Air' director Jason Reitman stays grounded”. USA Today. 2013年1月4日閲覧。
- ^ Busis, Hillary. “Kate Winslet Josh Brolin 'Labor Day'”. Entertainment Weekly. 2013年1月4日閲覧。
- ^ “News and Social Media”. Paramount Pictures (2012年12月21日). 2013年1月4日閲覧。
- ^ "Paramount Pictures and Indian Paintbrush Announce the Start of Principle Photography on Reitman's "Labor Day"" (Press release). Paramount Pictures. 13 June 2012. 2012年9月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Goldstein, Meredith (2012年7月12日). “Reports: Tobey Maguire joins local film ‘Labor Day’”. Boston Globe 2012年7月19日閲覧。
- ^ “First Look: Kate Winslet and Josh Brolin in Jason Reitman's 'Labor Day'”. 2013年6月21日閲覧。
- ^ “Labor Day (2013)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2013年11月9日閲覧。
- ^ “Labor Day”. Metacritic. CBS Interactive. 2013年11月9日閲覧。
- ^ “Winslet, Brolin shine in swooningly romantic ‘Labor Day’”. 2013年11月9日閲覧。