RAM（ランダムアクセスメモリ）を取り付ける方法

パソコンの動きが遅くなってきたと感じていませんか？以前のようなパフォーマンスがでなかったり、最新のソフトウェアに対応できないこともあるでしょう。最も簡単に安くパソコンのパフォーマンスを向上させるには、RAM（ランダムアクセスメモリ）をアップグレードすると良いでしょう。しかし、アップグレード用に購入したRAMの取り付け方が分からないかもしれませんね。この記事では、ノートパソコンやデスクトップ型のパソコン、iMacで新しいRAMを取り付ける方法を紹介します。

方法 1

方法 1 の 3:

デスクトップ型のパソコンでRAMを取り付ける

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使用しているパソコンに対応しているRAMを購入する　RAMには様々なモデルやサイズがあり、速度も異なります。購入すべきRAMの種類は、マザーボードによって異なります。マザーボードを確認するか説明書を読む、または製造元のウェブサイトを見て、使用しているハードウェアと互換性のあるRAMの仕様を確認しましょう。
- マザーボードに取り付けられるRAMスティックの数には限りがあります。2つしか取り付けられないものもありますが、中には4つ、6つまたはそれ以上取り付けられるものもあります。また、大半のマザーボードは、RAMを差し込むスロットの数に関わらず、対応しているメモリの容量に限りがあります。
- また、中にはRAMのアップグレードができないパソコンもあります。使用しているパソコンがアップグレードできるかわからない場合は、パソコンの製造元に確認しましょう。
- 違う種類のRAMを同時に使って問題なく動作する保証はありません。複数のRAMスティックを購入する場合は、同じスティックを2つかそれ以上のセットで購入しましょう。
RAMを入手したら、パソコンの電源プラグとモニターやキーボード、マウスなどパソコンに接続されている全ての周辺機器を外します。
コンピュータータワーの側面を下にして置き、側面のパネルを外すとマザーボードに触れられるようにしましょう。パネルを外すのにプラスドライバーが必要な場合と手で外せる場合があります。
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静電気を除去する　体に静電気が溜まっていないことを確認しましょう。静電気は、人には知覚できないこともありますが、パソコンの部品にダメージを与える可能性があります。始める前に自分自身の静電気を除去するか、静電気防止リストバンドを使用しましょう。
- パソコンの電源をコンセントから抜いた状態で、PCケースの金属部品を触ると静電気を除去できます。電源を切っただけでは、待機電圧を取り除いたことにはならないので、必ずプラグを抜いていることを確認しましょう。
- パソコンの内部を扱っている時は、カーペットの上に立たないようにします。
大半のマザーボードには、2つか4つのRAMスロットがあります。RAMスロットはCPUの近くにある場合が多いですが、製造元やモデルによって位置は異なります。長さ12cm程で両端に留め具のある細いスロットを探しましょう。少なくともスロットの1つには、既にRAMスティックが入っています。
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古いRAMを取り除く（アップグレードする場合）　古いRAMを取り替える場合、スロットの両端にある留め金を下向きに押し下げ、RAMを取り除きます。RAMは、ほとんど力をかけずにマザーボードから取り外すことができます。
- 取り出す時に力を入れて引っ張る必要がある場合、留め金をしっかり下げきれていない可能性があります。片方の手で留め具を押し下げながら、もう片方の手でRAMを取り外す必要があるかもしれません。
RAMを保護用の包装から慎重に取り出しましょう。RAMの側面を持ち、底にある電気接点（金色の部分）とボード上の回路に触らないよう気をつけます。
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RAMをRAMスロットに入れる　RAMスティックの切り欠きをスロットのくぼみに揃えて入れます。スロットにRAMスティックをセットし、スロットの両端にある留め具がカチッといってRAMがロックされるまで、スティックを均等な力で押します。スティックには向きがあります。うまくスロットに収まらない場合は、裏返してみましょう。スロットに差し込む際に少し圧をかける必要があるかもしれませんが、決して無理に押してはいけません。
- 同じRAMのセットが対応するソケットに挿入されていることを確認します。中には、ボード上にラベルや色が付いているものもありますが、マザーボートのレイアウト図を参照する必要があるかもしれません。
- 取り付けるRAMスティック全てに対して同じ手順を繰り返します。
- パソコンのカバーを開けている間に、エアダスターを使って埃を取り除きましょう。埃を取り除くことで、一般的な過熱やパフォーマンスの問題を簡易的に解決することができます。エアダスターは、事務用品店で手に入ります。
RAMスティックの取り付けが終わったら、パネルを付け直し、ネジを留めます。パネルを外した状態でパソコンの電源を入れると、ファンの冷却力を下げる原因になるので避けましょう。パネルを元に戻したら、周辺機器とモニターを繋ぎ直します。
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パソコンの電源を入れる　通常通り立ち上がるはずです。パソコンを立ち上げる際に自己診断テストが表示されたら、RAMが正常にインストールされたと確認することができます。表示されない場合、Windowsが立ち上がってからRAMがインストールされているか確認できます。
- パソコンが立ち上がらない場合、RAMが適切に装着されていない可能性があります。電源を落として、再度パソコンのパネルを開けましょう。それから、RAMを取り出し再度装着し直します。RAMがしっかりとスロットにはまっていることを確認し、再度パソコンを立ち上げましょう。
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WindowsでRAMを確認する　Windows + Pause/Breakを押して、システムプロパティを開きます。システムセクションもしくは画面の下側にRAMが表示されているはずです。
- オペレーティング・システムはメモリを異なる方法で計算し、パソコンによっては容量の一部を特定の機能（ビデオ等）に割り振るため、購入時より使用できる容量が少なくなります。例えば、8GBのRAMを購入したとしても、使用できるメモリは7.78GBと表示されることがあります。
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問題がある場合はRAMテストを実行する　メモリが正常にインストールされたか分からない場合や、インストール後にパソコンが正常に動作しない場合、Windowsのメモリ診断ソフトを使ってRAMのテストをすることができます。メモリ診断には多少時間がかかりますが、あらゆるエラーを発見できる上、メモリがどれだけインストールされたか表示されます。
- メモリ診断ツールを使用するには、キーボードでWindowsキーを押し、検索バーにメモリと打ち込みます。Windows メモリ診断をクリックして立ち上げ、今すぐ再起動して問題の有無を確認するをクリックして診断を開始しましょう。
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方法 2

方法 2 の 3:

iMacにRAMを取り付ける

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購入すべきRAMの種類は、iMacのモデルによって異なります。使用しているモデルに対応しているRAMの種類とその最大容量を確認するには、https://support.apple.com/ja-jp/HT201165 を見てみましょう。
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iMacの電源を落とす　RAMの取り替えを始める前に、iMacの電源を完全に落とし、電源コードをコンセントから抜きます。他に周辺機器が接続されている場合は、全て外しましょう。
- 内部コンポーネントはかなり熱くなることがあるので、iMacにRAMを取り付ける前に最短でも10分ほど待つよう、Appleは推奨しています。
モニターを保護するため、清潔な布を平らな表面の上に置いてからiMacを画面を下にして置きましょう。^{[1]X出典文献}
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iMacのメモリアクセスドアを開く　手順はモデルによって異なります。
- 27と21モデル（2021年以降）：電源ポートのすぐ上にある小さな灰色のボタンを押して、メモリコンパートメントドアを開けます。ドアをモニターの背面から外して、横に置いておきましょう。それから、2つのレバーを外向きに（両サイドに向かって）押してメモリケージを解放し、RAMスロットが見えるようにレバーを自分に向かって引っ張ります。
- 20と17モデル（2006年のみ）：プラスドライバーを使って、モニターの底面にあるメモリアクセスドアのネジを両方とも外します。外せたら横によけておきましょう。それから、アクセスドアのいずれかの端にある取り出しクリップ2つを外側（横）に向かって押し出します。
- その他のモデル：プラスドライバーを使ってメモリアクセスドアの中心にあるネジを取り除きます。メモリアクセスドアは、モニターの底面にあります。ドアは完全に取り外して横によけておきましょう。メモリコンパートメントの留め具は、外して見えるようにします。
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使用中のRAMを取り除く（取り替えの場合）　手順は下記の通りです。
- 27と21モデル（2021年以降）：RAMを上向きにまっすぐ引っ張ります。RAMは簡単にスロットから出てくるはずです。新しいRAMを挿入の仕方が分かるよう、くぼみの角度を覚えておきましょう。
- 20と17モデル（2006年のみ）：RAMを外側に引っ張って取り外します。新しいRAMを適切に挿入できるよう、角度を覚えておきましょう。
- 他のモデル：留め具を手前に優しく引っぱり、今取り付けられているRAMを取り外しましょう。新しいRAMを同じように取り付けられるよう、RAMの方向を覚えておきましょう。
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新しいRAMを差し込む　繰り返しになりますが、モデルによって多少異なります。
- 27と21モデル（2021年以降）：RAMの切り欠きを下にして、スロットに合わせましょう。RAMは、切り欠きがスロットの中にある状態で並びます。RAMが所定の位置にカチッとはまるまで下向きに押しましょう。
- 20と17モデル（2006年のみ）：RAMの切り欠きを下にしてスロットに滑り込ませます。わずかにカチッという感触があるまで、親指を使ってRAMを押しましょう。両方の取り出しクリップを内側に押し戻し、RAMを固定します。
- 他のモデル：RAMの切り欠きを上にして（モニターの上部に向けて）スロットに差し込みます。十分に押し込めたら、わずかにカチッという感覚があります。
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メモリアクセスドアを元に戻す　使用しているモデルに外したプラスチックの留め具がある場合、まず元通りに留め直しましょう。それから、取り外したドアやカバーをつけ直しましょう。
- ボタンを押してドアのロックを解除した場合、付け直す時にボタンを押す必要はありません。
iMacに電源を入れ直すと自動でテストが開始され、新しいRAMが検出されます。
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方法 3

方法 3 の 3:

ノートパソコンにRAMをインストールする

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使用しているノートパソコンに合うRAMの種類を見つける　RAMには様々なモデルがあり速度も異なります。使えるRAMの種類は使用しているパソコンによって異なるので、ノートパソコンの説明書や製造元のウェブサイトを見て、使用しているハードウェアと互換性のあるRAMの仕様を確認しましょう。
- Macのノートパソコンを使用している場合、こちらのウェブサイトを見て、購入すべきRAMの種類を調べましょう。
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ノートパソコンの電源を落とし、電源プラグを抜く　開いている作業を保存するところから始め、通常通りパソコンの電源を落とします。外部ケーブルが接続されている場合は、合わせて外します。電源ボタンを5秒ほど押して、残留電力を放出するとなお良いでしょう。
- Macを使用している場合は、左上の角にあるAppleのメニューをクリックして、シャットダウンを選択します。
- Windowsを使用している場合は、Windowsのメニューをクリックし、電源ボタンを選択し、それから電源を切るを選択します。
ノートパソコンの底が上を向いた状態になります。
部品にダメージが起こるのを防ぐため、ノートパソコンのパネルを開ける前に、十分に静電気が除去できていることを確認します。電源プラグをコンセントから抜いた状態でPCケースの金属部分を触ると、静電気を除去できます。^{[2]X出典文献}電源を切っただけでは、待機電圧を取り除いたことにはならないので、必ずプラグを抜いてから行いましょう。
RAMスロットの位置はノートパソコンによって異なるので、特定がやや難しい場合もあります。正確なRAMスロットの位置を知るには、説明書や製造元のウェブサイトを確認するのが一番です。一般的に、バッテリーカバー（ある場合は）を取り外し、ケースの底のネジを外してパソコンから取り外す必要があります。
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スロットがいくつあるか確認する　ノートパソコンのRAMを扱うには、パソコンの底にあるパネルを取り外します。通常複数のパネルが存在するので、メモリのアイコンがついたものを探すか、説明書を確認しましょう。
- 通常のノートパソコンには1つか2つのRAMスロットしかありません。高性能なパソコンには、それ以上のスロットがあることもあります。
- パネルを外すのには、非常に小さいプラスドライバーが必要です（パネルを取り外す必要がある場合）。
2つ1組で取り付ける必要があるのは、容量とタイミングが同じ2つのRAMをデュアルチャンネルとして一緒に稼働させる場合です。RAMスティックを1つだけ取り付ける場合や、容量やタイミングが違うRAMを取り付ける場合、RAMの規格を揃える必要ありません。
古いRAMを取り替える場合、ソケットの側面にある留め具を外してRAMを取り外します。留め具は押し下げるか、それぞれ外側に押し出して外します。RAMは少し角度がついた状態で飛び出します。45度の角度をつけた状態でRAMを浮かせ、ソケットから引き出しましょう。
RAMの側面を持ち、RAMの底にある電気接点（金色の部分）やボード上の回路に触らないよう気をつけます。
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RAMスティックの切り欠きをスロットのくぼみと揃える　RAMは、切り欠きの位置が揃っていないときちんと収まりません。留め具がしっかり留まるまで、RAMを45度の角度で滑り込ませましょう。
- 空いているスロットが複数ある場合は、まず1番下のスロットにRAMを取り付けましょう。
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ノートパソコンのカバーを閉め、電源を入れる　ノートパソコンをひっくり返し、電源プラグをつないで電源を入れましょう。通常通り立ち上がり、自動でRAMを検出するはずです。
- パソコンを使っていてRAMが適切に取り付けられていないと感じた場合、キーボードのWindowsキーを押して、検索バーにメモリと入力しましょう。Windowsメモリ診断をクリックして立ち上げ、今すぐ再起動して問題の有無を確認するにチェックを入れて診断しましょう。
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ポイント

購入したメモリ数よりパソコン上に表示される容量がわずかに少なくても、驚く必要はありません。これは、測り方の違いやメモリの割り当てによるものです。RAMのメモリサイズが、購入して取り付けたものと大幅に異なる場合は、RAMが正常に接続されていないか欠陥品である可能性があります。
パソコンを立ち上げた時にビープ音が鳴る場合、取り付けているメモリの種類が不適切であるか、メモリモジュールの取り付け方が適切でない可能性があります。製造元ではビープ音の示す意味がわかります。
Crucial（クルーシャル）のウェブサイトには、メモリアドバイザーツールがあり、使用しているパソコンに適切なRAMの容量と種類を確認できるので、使用してみると良いでしょう。このウェブサイトでメモリを購入することも可能です。

注意事項

RAMモジュールを逆向きに差し込んではいけません。RAMモジュールを逆に差し込んだ状態で電源を入れると、RAMスロットとRAMモジュールの両方にダメージが起きます。まれに、マザーボードにダメージが発生することもあります。
自分でパソコンを開けたくない場合は、専門家の元に持って行きましょう。既にRAMモジュールを自分で購入しているのであれば、取り付けを誰かに頼んでもそんなに高くはならないはずです。
RAMに触る前に帯電している可能性のある部分を必ず放電しましょう。RAMは、ESD（静電気放電）に非常に敏感です。パソコンに触る前に金属を触ることで静電気を除去できます。
RAMモジュールの金属部分に触れてはいけません。RAMモジュールにダメージが起きる恐れがあります。