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Linuxをフルインストールせずに試したいと思ったことはありませんか?他のLinuxディストリビューションと違い、Puppy Linux(パピーリナックス)はフルインストールを必要としません。USBメモリから起動できます。また、Puppy Linuxは驚くほど軽量なので、メモリがあまり搭載されていなくても快適に動作します。イメージから起動した後、ハードディスクにPuppy Linuxをインストールし、通常のデスクトップOSとして使用することも可能です。この記事では、ブータブルUSBメモリの作成からパソコンへのOSのインストールまで、Puppy Linuxの始め方を紹介します。

知っておくべきこと

  • Puppy Linuxの公式ディストリビューションのISOイメージをhttps://www.puppylinux.com(英語のみ)からダウンロードし、それを使用してブータブルUSBメモリまたはディスクを作成しましょう。
  • UNetbootin(ユーネットブーティン)、Rufus(ルーファス)、balenaEtcher(バレナエッチャー)などのフリーソフトを使用すれば、ISOファイルからブータブルUSBメモリを作成できます。
  • Puppy Linuxは、インストールしなくてもUSBメモリから動作させることができます。気に入れば、ハードディスクにインストールすることも可能です。
パート 1
パート 1 の 4:

ブータブルイメージを作成する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 http://puppylinux.com(英語のみ)...
    http://puppylinux.com(英語のみ)からISOファイルをダウンロードする 最新の公式イメージは、この場所で必ず見つけることができます。「Compatibility(互換性)」の列はどのディストリビューションパッケージとコンポーネントがそのPuppy Linuxのイメージに組み込まれているかを示しています。ダウンロードしたいバージョンの横にあるMain(メイン)をクリックしてISOファイルをダウンロードしましょう。[1]
    • リストを見てわかるように、FossaPup(フォッサパップ)、BionicPup(バイオニックパップ)、Slacko(スラッコ)など、Puppy Linuxの公式ディストリビューションはたくさんあります。どのPuppyディストリビューションを試してもかまいませんが、ダウンロードするバージョンがシステムアーキテクチャ(例:64ビットまたは32ビット)に合っていることを確認しましょう。どのバージョンが必要かわからない場合は、LinuxやWindowsで簡単に確認できます。最新バージョンのPuppy Linuxはリストの一番上にあります。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 USBメモリを挿入する 
    自分のファイルを保存するのに十分な容量を確保できるように、16~32GBのUSBメモリを使用するようにしましょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 UNetbootinをダウンロードする 
    UNetbootinは、LinuxのブータブルUSBメモリを作成するためのフリーソフトです。Puppy LinuxをインストールせずにUSBメモリから起動したい場合は、ファイル保存用にUSBメモリの容量を確保することも可能です。また、WindowsユーザーはRufusを、MacユーザーはbalenaEtcherを使用することも可能です(ただし、EtcherにはUSBメモリのディスク容量を確保するオプションはありません)。ダウンロードするには、以下の操作を行います。
    • https://unetbootin.github.io/(一部日本語あり)にアクセスします。
    • ページ上部にあるお使いのOSのダウンロードボタンをクリックします。
    • 「ダウンロード」フォルダにあるインストールファイルを開きます。
    • 指示に従ってインストールを完了します。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 UNetbootinを起動し、「ディストリビューション」でPuppy Linuxを選択する 
    UNetbootinウィンドウの一番上にある最初のドロップダウンメニューでLinuxディストリビューションを選択できます。このドロップダウンメニューで「Puppy Linux」を選択しましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 ディスクイメージを選択する 
    「ディスクイメージ」の右側にある三点リーダー(…)のボタンをクリックします。その後、ダウンロードしたPuppy LinuxのバージョンのISOファイルを選択し、開くをクリックしましょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 USBメモリを選択し、OKをクリックする 
    UNetbootinで自動的にUSBメモリが選択されるはずです。「ドライブ」の横にあるドライブ文字をチェックして、正しいUSBメモリが選択されていることを確認し、OKをクリックすると、USBメモリへのISOファイルの書き込みが開始されます。
    • これには数分かかることがあります。それが完了すると、USBメモリを使用してPuppy Linuxを起動できます。
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パート 2
パート 2 の 4:

起動順序を変更する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 BIOSまたはUEFIを起動する 
    この方法は、パソコンのメーカーやモデルによって異なります。パソコンを起動すると、通常、BIOSを起動するにはどのボタンを押せばよいかが表示されます。通常はF1、F2、F11、F12、Esc、またはDelです。パソコンの起動が速すぎてどのボタンを押せばよいかわからない場合は、以下の手順でWindows内からBIOSを起動しましょう。
    • スタートメニューをクリックします。
    • 設定(歯車)アイコンをクリックします。
    • 更新とセキュリティ(Windows 10)またはシステム(Windows 11)をクリックします。
    • 回復をクリックします。
    • 「PCの起動をカスタマイズする」の横または下にある今すぐ再起動をクリックします。
    • トラブルシューティングをクリックします。
    • UEFIファームウェアの設定をクリックします。
    • 再起動をクリックします。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 起動順序メニューを探す 
    方向キーを使用してメニューを移動し、Enterキーを押して選択します。メニューは「Boot Menu(起動メニュー)」、「Boot Order(起動順序)」といった名前になっています。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 USBメモリを起動順序の最初に設定する 
    これで、パソコンはハードディスクからの起動を試みる前にUSBメモリからの起動を試みるようになります。USBメモリがない場合、パソコンは通常通りハードディスクから起動します。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 BIOSを保存して終了する 
    起動順序を変更したら、BIOSを保存して終了するオプションを選択しましょう。パソコンが再起動します。
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パート 3
パート 3 の 4:

Puppy Linuxを起動する

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 USBメモリから起動する 
    USBメモリから起動するには、パソコンの空いているUSBスロットにUSBメモリを挿入し、パソコンを再起動します。
    • MacでUSBメモリから起動するには、USBメモリを空いているUSBスロットに挿入し、Macを再起動します。起動音が聞こえたら、Optionキーを長押ししましょう。これで、起動メニューが開きます。起動するUSBメモリを選択しましょう。
    • ダイアログボックスが表示されたら、USBメモリを選択します。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 起動メニューの最初のオプションを選択する 
    例えば、USBメモリにFossaPupがインストールされている場合は、メニューの一番上にあるFossapup64 9.5を選択します。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 言語、タイムゾーン、キーボードレイアウトを選択する 
    Puppy Linuxが読み込まれると、「クイックセットアップ」メニューが表示されます。言語、タイムゾーン、お好みのキーボードレイアウトを選択しましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 追加オプションを選択し、OKをクリックする 
    「クイックセットアップ」メニューには、ホスト名を変更する、ファイアウォールを有効にする、ビデオウィザードを起動して画面解像度を変更するなどのオプションもあります。終了したら、OKをクリックしてウェルカム画面に移動しましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 インターネット接続を設定する 
    インターネットに接続する必要がある可能性があります。以下の手順で行いましょう。
    • ウェルカム画面でインターネット接続をクリックするか、デスクトップで接続をクリックします。
    • 「有線あるいは無線LAN」または「無線GPRSモデム」で接続するオプションを選択します。
    • 有線または無線接続を選択します。
    • Wi-Fiパスワードを入力します。
    • 今すぐ接続をクリックします。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 セッションを保存する(任意) 
    Puppy Linuxをインストールせずに試したいだけなら、それでもかまいません。OSはメモリ上で完全に動作するので、パソコンをシャットダウンすると変更や操作はすべて削除されます。Puppy LinuxをインストールせずにOSに加えた変更を保存したい場合は、以下の手順に従いましょう。[2]
    • ログアウトする準備ができたら、メニューに移動し、再起動またはシャットダウンを選択します。
    • ポップアップウィンドウで保存をクリックします。
    • パーティションを選択し、OKをクリックします。ハードディスクのパーティションまたはUSBメモリのストレージ領域を選択できます。
    • ファイルを暗号化する必要がない場合はノーマル(暗号化なし)を選択(共通)、ファイルを暗号化する必要がある場合はLUKSで暗号化を選択し、画面の指示に従って保存したファイルを暗号化しましょう。
    • ファイルシステムを選択し、OKをクリックします。
    • 保存領域の大きさを選択し、OKをクリックします。512MBが推奨されていますが、最大4GBまで使用できます。
    • 保存用の名前を入力し、OKをクリックします。
    • 現在の保存場所で問題なければ、はい、保存しますをクリックします。そうでない場合は、フォルダを変更をクリックし、別の場所を選択しましょう。
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パート 4
パート 4 の 4:

Puppy Linuxをインストールする

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 Puppy Linuxのインストールメディアから起動する 
    Puppy Linuxは、だいたいUSBメモリ上で動作できるように設計されています。しかし、より完全なインストールがしたい場合は、まず作成したイメージから起動しましょう。デスクトップに移動したら、次のステップに進みます。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 デスクトップでインストールをクリックする 
    子犬の顔のようなアイコンです。デスクトップのアプリケーションの最初の行にあります。
    • また、メニューセットアップPuppyインストーラの順にクリックして、メニューからインストーラにアクセスすることも可能です。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 インストーラ
    を選択する インストールメニューにあります。このオプションで通常のインストールとフルーガルインストールの両方ができるだけでなく、Puppy Linuxのデュアルブートも可能です。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 内蔵ハードディスク
    を選択する メニューの一番下にあります。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 起動ドライブを選択する 
    メニューには、各ドライブの空き容量など、各ドライブに関する情報が表示されます。パソコンが起動するメインハードディスクを選択しましょう。
    • Windowsなどの他のOSとPuppy Linuxをデュアルブートしたい場合は、Puppy Linuxをインストールする前にWindowsでハードディスクをパーティション分割する必要があります。Windows用とPuppy Linux用に別々のパーティションを作成しましょう。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 GParted
    をクリックする GPartedは、Puppy Linuxに組み込まれたドライブ管理およびパーティション分割アプリケーションです。このツールを使用すれば、Puppy Linuxのインストール用にドライブをフォーマットできます。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 ドライブ上にあるパーティションを削除する 
    パーティションを右クリックし、削除をクリックします。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 2GBの新しいパーティションを作成する 
    ハードディスクの未割り当て領域を右クリックし、新規をクリックします。パーティション領域を約2GBに設定しましょう。これがLinuxスワップ領域のパーティションになります。「サイズ」の横には「2,048」(MB)と入力しましょう。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 「ファイルシステム」で「linux-swap」を選択し、追加をクリックする 
    これで、Linuxスワップ領域用の新しいパーティションが作成されます。
  10. How.com.vn 日本語: Step 10 残りの未割り当て領域を右クリックし、新規をクリックする 
    これで、新しいパーティションウィンドウが開きます。
  11. How.com.vn 日本語: Step 11 すべてそのままにして、追加をクリックする 
    残りのハードディスク領域を使用できます(個別のパーティションを作成したい場合を除く)。「ファイルシステム」が「ext4」であることを確認しましょう。「作成」で「基本パーティション」が選択されていることを確認しましょう。必要に応じて、「ラベル」の横にドライブの名前を入力することも可能です。追加をクリックして、新しいパーティションを作成しましょう。
  12. How.com.vn 日本語: Step 12 ハードディスクに変更を適用する 
    ページ上部にある緑色のチェックマークアイコンをクリックし、適用をクリックします。完了したら、GPartedを終了しましょう。
  13. How.com.vn 日本語: Step 13 インストーラ
    をクリックする インストールメニューの3番目のオプションのことです。
  14. How.com.vn 日本語: Step 14 ハードディスクを選択する 
    これは、使用可能なハードディスクのリストの中で「Hard Disk(ハードディスク)」の横に表示されているメインハードディスクのことです。
  15. How.com.vn 日本語: Step 15 プライマリパーティションの横にあるインストールボタンをクリックし、OKをクリックする 
    これは、ハードディスク領域の大部分を占めるパーティションのことです。例えば、「sda1」がスワップ領域のパーティションで、「sda2」がハードディスク領域の大部分を占めるドライブの場合は、「sda2」の横にあるインストールボタンをクリックしましょう。
  16. How.com.vn 日本語: Step 16 一意の名前を入力し(任意)、インストールをクリックする 
    インストールフォルダに一意の名前を付けたい場合は、テキストフィールドに入力しましょう。名前にスペースを含めることはできません。そうでない場合は、デフォルトの名前のままにして、インストールをクリックしましょう。
  17. How.com.vn 日本語: Step 17 はい
    OKの順にクリックしてブートローダーを作成する これでPuppy Linuxとインストールした他のOSの両方を含む新しいブートローダーが作成されます。
    • エラーメッセージが表示された場合は、とにかく続けますをクリックしましょう。
  18. How.com.vn 日本語: Step 18 各OSのラベルを入力し(任意)、OKをクリックする 
    ラベルはデフォルトのままにしておくこともできますし、Puppy Linuxとインストールした他のOSに独自のラベルを付けることも可能です。完了したら、OKをクリックしましょう。
  19. How.com.vn 日本語: Step 19 残りのウィンドウでOkをクリックする 
    さらにいくつかの確認ウィンドウが表示されます。最初の確認ウィンドウは、ブートローダーをインストールするかどうかを確認するものです。その後、ブートローダーがインストールされると確認のポップアップウィンドウが表示され、さらにいくつかの情報が記載されたポップアップウィンドウが表示されます。すべてのポップアップウィンドウでOKをクリックしましょう。完了したら、パソコンの起動時に起動するOSを選択できます。[3]
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ポイント

  • 軽量なOSのインストールやデュアルブートがしたいのであれば、UbuntuやLinux Mintなど、別のLinuxディストリビューションをインストールする方が簡単かもしれません。
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このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Michael Thompson-Brown
共著者 ::
サイバーセキュリティ専門家
この記事の共著者 : Michael Thompson-Brown. サイバーセキュリティ専門家のマイケル・トンプソン=ブラウンは、メイン州ポートランドを拠点として活動しており、中小企業や個人にサイバーセキュリティとデータ管理ソリューションを提供する「PCRescue!」の設立者兼経営者です。認定倫理的ハッカーでもあり、IT業界での経験は25年以上。悪意のあるサイバー攻撃から顧客のデータとシステムを守り、オンラインの使用環境を最適化するサポートに尽力しています。ウェスタン・ガバナーズ大学にてサイバーセキュリティと情報保証の修士号を、フェニックス大学にて経営学の学士号を取得。
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