この記事の共著者 : Cameron Thompsen. ドッグトレーナー、ヒューマンコーチのキャメロン・トムプセンは、「Hope2K9 Foundation」のオーナー兼創業者です。重度の不安やしつけの問題、さらに攻撃性や恐怖心による問題行動など、犬の行動問題に飼い主とともに取り組むことを専門とし、経験はほぼ20年。保護犬はすべて引き渡し前に完全に訓練し、それぞれの犬の生涯にわたって里親のサポートにも取り組んでいます。
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愛犬の手入れの中で重要なもののひとつが、歯磨きです。定期的に歯を磨く理由のひとつとして口臭予防が挙げられますが、清潔な歯は愛犬に健康や幸福をもたらし長寿にもつながります。歯垢や歯石は口臭だけではなく歯の欠損の原因になります。歯科衛生が深刻な状態になると、痛みを伴うだけではなく命に危険を及ぼす感染症につながり、腎臓、心臓、肝臓に損傷を与える場合もあります。定期的に愛犬の歯を磨いて、愛犬と飼い主両者の生活の質の向上に役立てましょう。
ステップ
- 飼い主の手が口の中にある状況に慣れさせる 歯磨きの第一歩として、愛犬に飼い主の手が口の中や口元にある状況に時間をかけて慣れさせることが大切です。頻繁に愛犬の口やマズル(鼻口部)を指で触ることから始めましょう。[10]
- 犬が口やマズルを触られることに慣れるには時間がかかるでしょう。
- 歯ブラシを見せる 歯ブラシを犬に見せて、口に入れる前によく観察させましょう。
- 歯ブラシに歯磨き粉を乗せて舐めさせても良いでしょう。舐めたら褒めてあげましょう。愛犬が口元に歯ブラシがある状況に慣れやすくなります。[13]
- 歯を磨く 歯ブラシが届きやすい歯を数本やさしく磨いてみましょう。一番長くて磨きやすい、犬歯が良いでしょう。このとき、歯磨き粉はつけてもつけなくても構いません。[14]
- 上唇をやさしく持ち上げてから歯ブラシを歯にあて、ゆっくりと前後に動かします。
- こうすることで、愛犬に歯と歯茎にあたるブラシの感触に慣れさせることができます。また、愛犬がどのように反応するかを見ることもできるでしょう。
- 中には歯磨きをすぐに受け入れる犬もいますが、嫌がったり攻撃的になった場合は、慎重に事を進めましょう。家族や友人が愛犬を撫でて落ち着かせている間に行うのが理想です。
- 落ち着いた声でなだめるように話しかけると、落ち着くでしょう。それでも嫌がったり攻撃的になった場合は、一度歯磨きを中断し、時間を置くか別の日に再度試しましょう。継続して改善が見られないようであれば、獣医やドッグトレーナーに相談しましょう。
- 歯を数本磨いたら、愛犬におやつをあげて褒めてから歯磨きを終了しましょう。[15]
- 習慣にする 歯磨きの頻度が高いほど、犬は飼い主の手が口の中や口元にあることに慣れるので、歯磨きがしやすくなります。[22]広告
- 布を使う 歯ブラシと歯磨き粉を使って歯を磨くのが理想ですが、どうしても歯磨きを嫌がる場合、他にも方法があります。歯ブラシを嫌がる場合は、薄い布で歯磨き粉を歯に塗りましょう。
- 布は指に巻いて使用します。履き古したストッキング、使い古した洗面用タオル、またはガーゼを使っても良いでしょう。[25]
- この方法で歯を磨くと、歯と歯磨き粉の間に摩擦が起こり、歯垢の蓄積を抑制することができます。
- 噛むおもちゃを与える 噛むおもちゃは、退屈をしのげストレスを抑制できるだけではなく、柔らかい歯石を拭き取り歯茎をマッサージすることができます。[26]
- 皮、ナイロン、またはゴム製の噛むおもちゃを与えましょう。獣医におすすめのおもちゃを聞いてみても良いでしょう。
- 定期的な歯磨きの補助として、噛むおもちゃと骨を与えましょう。しかし、長期に渡って歯磨きの代用として与えるのはやめましょう。
- 歯に良いドッグフードを与える 缶詰めではなく、ドライタイプのドッグフードやおやつを与えると、歯垢と歯石の蓄積を抑制することができます。[27]
- デンタルケア効果のあるフードもありますが、歯磨きを代用するものではありません。
- ジェルやスプレーを使う この他にも歯磨きの代用になるものとして、ジェルやスプレーが挙げられます。定期的に使用して、歯石の蓄積を引き起こすバクテリアの成長を阻止しましょう。[28]
- ジェルやスプレー、その他の製品は使用する前に獣医に相談しましょう。
- 獣医に磨いてもらう 飼い主からの歯磨きを嫌がる犬は、動物病院で歯を磨いてもらいましょう。
- 愛犬の定期健診の際、必ず歯の状態についても確認しましょう。[29]
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ポイント
- 歯磨きの際に声を荒げると、愛犬が歯磨きと否定的な事象を結び付けてしまうでしょう。愛犬の歯磨きは、やさしくリラックスして行いましょう。
- 愛犬の歯を磨いた後、すすぐ必要はありません。多くの犬用は磨き粉には酵素が含まれており、歯垢の蓄積を抑制するため、長く歯に付着しているほど効果があります。
- 愛犬が飼い主からの歯磨きを拒否する場合は、獣医にかかるのが最善策でしょう。
- 歯磨きのみにかかわらず愛犬をしつける際は、進歩が見られるたびにご褒美としておやつをあげたり褒めたりしましょう。しつけを良い記憶と結びつけ、しつけに協力するようになります。おやつはドライタイプを与えると、歯垢の蓄積を防ぐことができます。[30]
- シーズーやブルドッグなどの小さめの犬種でマズルの短い犬は、他の犬種に比べて歯の生える部分が小さく歯同士が近い位置に生えています。そのため歯垢や歯石が蓄積しやすく、特に頻繁に歯を磨く必要があります。一日に2度、最低でも1度は歯を磨くのが理想です。[31]
注意事項
- 愛犬の歯に問題があると判断したら、獣医に相談しましょう。
- 愛犬の歯の手入れをしないと、口腔衛生以外に健康にも様々な悪影響をもたらします。きちんとしたデンタルケアは、愛犬により幸せな生活とより長い寿命をもたらします。
- 愛犬が歯磨きを拒否した場合、無理やり押さえつけて歯を磨いてはいけません。歯磨き中に怖がったり攻撃的になる場合は、すぐに歯磨きを中止しましょう。動物行動学の専門家に相談する必要があるかもしれません。[32]
出典
- ↑ https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/brushing-your-dogs-teeth
- ↑ http://www.peteducation.com/article.cfm?c=2+2089&aid=384
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- ↑ http://pets.webmd.com/healthy-dog-teeth-10/slideshow-brushing-dog-teeth
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- ↑ http://www.vcahospitals.com/main/dog-care/article/brushing-your-dogs-teeth
- ↑ http://www.aspca.org/pet-care/dog-care/ten-steps-your-dogs-dental-health
- ↑ http://www.dogfoodadvisor.com/choosing-dog-food/dry-dog-food-cleaner-teeth/
- ↑ http://www.peteducation.com/article.cfm?c=2+2089&aid=384
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- ↑ https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/brushing-your-dogs-teeth
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