扉を施錠する方法

扉を施錠していると、大半の侵入者を抑止することはできます。鍵の多くはスライド鍵（いわば　かんぬき）が扉の側面から飛び出し固定するという仕組みになっています。扉を施錠とはつまり、このスライド鍵をかけるということです。鍵のついていない扉の場合は、ドアノブの真下に椅子を設置することで、簡単にはこじ開けられないようにしましょう。

方法 1

方法 1 の 5:

ドアノブを固定する

PDF形式でダウンロード

1
鍵穴を見つける　鍵付きのドアノブであれば、室外側の部分にギザギザとした隙間が確認できるはずです。また、内側には施錠用のボタンがあるでしょう。ギザギザとした隙間が鍵穴です。鍵を持っているのであれば、差し込むとピッタリと合うはずです。また、そのカギを持っている人であれば誰でも中に入ることができます。
- 内側からの施錠には、つまみを回転させるものと、ボタンを押すものの2種類があります。どちらもドアノブと同じ金属素材で作られていることが一般的です。つまみの場合は丸いことが多く、ドアノブの中心部に突起のように取り付けられています。この突起をつまんで回します。一方に回転させると施錠、逆に回転させると解除できるようになっています。押しボタン式の場合は小さな円筒がドアノブに取り付けられているはずです。この方法は昨今ではあまり用いられなくなりましたが、公共トイレなどで、まだ用いられています。
- ドアノブに鍵穴やボタンが見られない場合、その扉には鍵がかかりません。ドアノブごと取り替え、施錠できるものを用意しましょう。
鍵を室外側のドアノブの鍵穴に差し込みましょう。鍵が入らない場合は上下を逆にしてもう一度試してみましょう。縁がギザギザになっている部分が1か所のみの鍵も複数個所の鍵もあります。このギザギザの部分が個別の鍵穴にしか合わないように作られているので、ギザギザの部分が多いほど安全性が高まります。^{[1]X出典文献}
3
外側から施錠する　外に出て扉を閉めましょう。鍵を差し込み時計回り、反時計回りのいずれかに最後まで回します。正しい方向に十分に回せば施錠できているはずです。上手くいかない場合は鍵の向きを変えて、再度試してみましょう。
- 鍵を取り出す際は逆方向に回し、初めに差し込んだ時の位置まで戻しましょう。それ以上戻す必要はありません。鍵を抜き出します。
- 鍵を開ける際は、鍵を鍵穴に差し込み、施錠した時とは逆の方向にに最後まで回しましょう。失敗した場合は鍵の向きを変えて再度試しましょう。解除された感触があるはずです。ドアノブをひねってみましょう。最後に鍵を抜き取ります。
4
内側から鍵をかける　内側には鍵穴が必要ない場合が扉がほとんどでしょう。つまみ式や押しボタン式の鍵があることを確認します。
- 押しボタン式の場合：小さな円筒状のボタンがドアノブの中央にあるはずです。これを押しましょう。押すことによって鍵がかかります。ドアノブを試しに回し、本当に施錠されているかを確認します。鍵を開ける際は、内側からドアノブを回します。外側からドアノブを回しても開きません。
- つまみ式の場合：丸い突起がドアノブの中央にあるはずです。これをつまみ、時計回り、反時計回りのいずれかに回してみましょう（時計回り、反時計回りのいずれか）。90度ほど回転させれば良いでしょう。これで施錠されているはずですが、念のため確認しましょう。鍵を開ける際は、つまみを反対に回転させます。
ドアノブを試しに回し、押して扉が開くか確認しましょう。ドアノブが回り扉が開いた場合は、施錠されていなかったことを意味しています。ドアノブをガタガタと動かそうとしても回らなかったのであれば、しっかりと施錠ができています。
広告

方法 2

方法 2 の 5:

デッドボルトで施錠する

PDF形式でダウンロード

1
扉にデッドボルトがあるか確認する　デッドボルトとは、鍵を回すと扉の側面から飛び出す金属製の棒で、ドアノブの数センチ上に取り付けられています。デッドボルトの機能は鍵付きのドアノブと似ていますが、用いられる鍵が異なり、より重量があります。デッドボルト式の鍵でも外側からは普通の鍵穴に見えるでしょう。内側から見ると、デッドボルトは重い回転式のスイッチのような仕組みです。デッドボルトで施錠されると、ドアノブを回しても扉は開きません。
- 扉にデッドボルトが取り付けられていないからといって焦る必要はありません。デッドボルトは防犯上必須の仕組みではありません。もちろん、取り付けられていれば、こじ開けることが難しくなります。
2
外側から施錠する　デッドボルト式の鍵が取り付けられているのであれば、ぜひ活用しましょう。この鍵はドアノブ式の鍵とは異なります。まず扉を閉め、外側に立ちましょう。鍵を鍵穴に差し込み、時計回り、反時計回りのいずれかに最後まで回します。正しい方向に十分回すことができていれば、施錠されています。
- 施錠後に鍵を抜き出す時は、初めに鍵を差し込んだ時の位置まで戻しましょう。それ以上回す必要はありません。鍵を引き抜きます。
- ドアノブを回し、扉が開くか試してみましょう。開かなければ施錠ができています。開ける際は、施錠時とは逆方向に鍵を回します。この仕組みは鍵付きのドアノブと同じです。
3
内側から施錠する　内側からの施錠に鍵は必要ありません。つまみをまず見つけましょう。このつまみを時計回り、反時計回りのいずれかに最後まで回すと施錠されます。これによってデッドボルトが飛び出します。
- 鍵を開ける際は、施錠時とは逆方向に回してみましょう。こうすることで飛び出していたデッドボルトが扉の中に戻ります。
4
デッドボルトの取り付けを検討する　防犯を強化したいという場合、デッドボルトはとても役立ちます。取り付けを検討しましょう。デッドボルト式の鍵があると外部からの侵入が難しくなるという利点がある一方で、1つの扉に取り付けられている鍵の数が増えるという煩わしさもあります。
- 専門業者に取り付けは依頼しましょう。鍵や木工の取り扱いに慣れている人でなければデッドボルトの取り付けは難しいかもしれません。扉を壊してしまっては大変です。
広告

方法 3

方法 3 の 5:

椅子で扉を封じる

PDF形式でダウンロード

1
ドアノブの真下に椅子を置く　この方法は映画のワンシーンで見たことがあるかもしれません。その場面でも効果があったはずです。ただし、内側に開く扉にのみ有効な方法なので注意しましょう。^{[2]X出典文献}
- 警告：外側から誰かが押し入ろうとすると、椅子が壊れる可能性があります。扉を置く方法は、あくまでも一工夫に過ぎず完全な防犯設備にはなりません。
折りたたみ式の椅子は使わないようにしましょう。扉を閉め、内側に立ちます。つまり扉が自分に向かって開く状態です。椅子の背もたれの上部をドアノブと扉で挟むように下から押し込みましょう。この時、4本の脚のうち前側の2本が宙に浮いた状態になるはずです。
ドアノブの下に椅子があり、角度をつけて扉に力をかけています。これによって外側から人が簡単には入れなくなります。^{[3]X出典文献}
広告