パンツのサイズを直す方法

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丁度良い大きさのパンツを見つけるのは、簡単ではありません。たとえ自分のサイズのパンツでも、既製品が完璧にフィットすることはおそらくないでしょう。幸い、パンツのウエストや脚の幅を詰めるのは簡単で、裾を上げて丈を短くすることも可能です。また、股上のサイズを直する必要があれば、型紙を修正しましょう。自分でサイズを直すと、専門店に依頼するよりも速く、安く、簡単に仕上がります。

方法 1
方法 1 の 4:

ウエストを詰める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 ウエストをどれだけ詰めるか決めましょう。
    パンツを穿き、ウエストが好みの具合にフィットするように、余分な生地をつまみます。つまんだ部分を待ち針で留めるか、チャコペンで印をつけましょう。必ず、つまんだ部分の両側に印をつけます。パンツを脱いで印と印の間を測り、詰める長さを確認しましょう。
    • たとえば、ウエストを少しだけ詰める場合は2㎝、大幅に詰める場合は5~8㎝になるかもしれません。

    ポイント:測った値を㎝単位に切り上げたり切り下げたりすると、ウエストを詰めやすいでしょう。

  2. How.com.vn 日本語: Step 2 パンツの後ろのベルト通しを外しましょう。
    パンツを脱ぎ、ベルト通しが後ろウエストに縫い付けられている部分の縫い目をすべてリッパーで切ります。ベルト通しを外して、脇に置きましょう。[1]
    • 外したベルト通しはとっておきましょう。ウエストを詰めてから、縫い付けます。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 後ろウエストの中心で、周囲の縫い目をリッパーで切りましょう。
    パンツの後ろウエストの真ん中を目の前に置き、周囲の縫い目をリッパーで切ります。まずウエスト中心の縫い目を切り、左右に同じ長さずつ切っていきましょう。[2]
    • たとえば、ウエストを5㎝詰める場合は、ウエストの後ろ中心の縫い目を5㎝切る必要があります。
    • 縫い目を切ったら、折りたたんであるウエストベルトを開けるようになります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 パンツを裏返し、後ろウエスト中心の縫い目で詰める分の生地を折りたたみ、待ち針で留めます。...
    パンツを裏返し、後ろウエスト中心の縫い目で詰める分の生地を折りたたみ、待ち針で留めます。折り目が付いたパンツの脚を2本重ねるようにして、裏返したパンツを半分に折りたたみましょう。後ろウエスト中心で、詰める分の生地をつまみます。[3]
    • たとえば、ウエストを4㎝詰める場合は、後ろ中心の縫い目から2㎝内側を待ち針で留めましょう。パンツを半分に折っているので、2㎝内側を待ち針で留めると実際にはウエストが4㎝細くなります。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 ウエストの上から下へ、直線縫いで縫いましょう。
    待ち針で留めたところを上から縫います。待ち針を縫わないように、外しながら縫いましょう。直線縫いでウエストの下まで縫いましょう。
    • ミシンを使うか、手縫いでウエストを詰めましょう。[4]
    • ウエストを詰めたら、パンツを穿いてウエストのフィット感を確認しましょう。
    • ウエストの内側には、詰めた生地が折りたたまれた状態で残ります。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 ウエストベルトを折りたたみ、直線縫いで縫いましょう。
    ウエストのサイズに問題がなければ、ウエストベルトを元に戻します。リッパーで切った縫い目を縫い直しましょう。ウエストベルトを元通りに縫い直し、好みに応じて外したベルト通しを縫い付けます。
    • パンツを表に返したら完成です。

    ポイント:ウエストを大幅に詰めると、パンツの後ろにしわが寄ります。これを修正するには、ウエストから股ぐりまでの余っている生地を縫い合わせましょう。パンツの元のカーブに合わせて縫いましょう。

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方法 2
方法 2 の 4:

パンツの裾に向かって、脚の幅を細くする

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 パンツを裏返し、詰める幅を決めましょう。
    裏返したパンツを穿き、脚の内側の縫い目に沿って余分な生地をつまみます。[5]
    • パンツの脚が裾に向かってかなり細くなるようにするには、太ももの内側より裾の近くを大幅に詰めましょう。

    アレンジ:パンツを実際に穿く代わりに、体にフィットする別のパンツを用意し、サイズを直すパンツの上に重ねても良いでしょう。体にフィットするパンツの形をなぞって印を付けます。

  2. How.com.vn 日本語: Step 2 詰める位置にチャコペンで印を付けます。
    裏返しのパンツを穿いたまま、チャコペンを用意しましょう。片手で生地をつまみながら、反対の手でつまんだ部分に印を付けていきます。反対の脚の内側にも忘れずに印を付けましょう。[6]
    • この手順は、誰かに手伝ってもらうと簡単です。友人に印を付けてもらいましょう。
    • チャコペンで描いた印は、洗濯すると消えます。また、アイロンで消えるチャコペンもあります。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 パンツの裾の縫い目を切りましょう。
    パンツの脚の内側の縫い目と裾が重なる部分で、裾の縫い目をリッパーで約8㎝切ります。両脚の裾の縫い目を切りましょう。[7]
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 印を付けた部分を直線縫いで縫いましょう。
    パンツをミシンの上に置き、脚の付け根から直線縫いで縫いましょう。チャコペンで付けた印に沿って、裾まで縫います。反対の脚も同じ要領で縫いましょう。[8]
    • パンツを待ち針で留めた場合は、ミシンで縫わないように必ず外しましょう。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 パンツの脚の内側で余分な生地を切りましょう。
    よく切れるはさみを使って、縫い目から1.3㎝のところを切ります。こうすると、誤って縫い目を切る心配がありません。[9]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 パンツの裾を縫います。
    縫い目を切った部分を元通りに折りたたみましょう。折りたたんだ部分を直線縫いで縫い、反対の脚の裾も同じように縫います。[10]
    • 両脚の内側の縫い目と裾の縫った部分にアイロンをかけると、きれいに仕上がります。
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方法 3
方法 3 の 4:

パンツの裾を上げる

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 裾の位置を決めます。
    パンツに合わせる靴を履いて、パンツを穿きましょう。こうすると、実際に見ながら裾の位置を決められます。好みの裾の位置にチャコペンで印を付けましょう。[11]
    • 裾の線を自分で正確に引くのは難しいので、友達に印を付けてもらうと良いでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 パンツを脱ぎ、印にメジャーをあてて上げる長さを確認します。
    両脚を重ねるようにして、パンツを半分にたたみます。メジャーを使って、パンツの裾から印を付けた部分までの長さを測りましょう。こうすると、裾を上げる長さがはっきりします。[12]
    • たとえば、パンツの丈を大幅に直す場合は、裾を13㎝上げることになるかもしれません。

    ポイント:パンツの脚の縫い目が中央にくるようにたたんで縫い目を揃え、両脚を上下に重ねましょう。

  3. How.com.vn 日本語: Step 3 パンツを待ち針で留め、裾を折る位置に印をつけましょう。
    パンツの太もも近くを待ち針2本で留めます。待ち針で留めておくと、印を付けるときに生地がずれません。定規とチャコペンを使って、裾になる位置に直線を1周引きましょう。これが、生地を折る線になります。[13]
    • 下に重ねたもう1本の脚にも忘れずに線を引きましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 パンツの両脚に生地を切る線を引きましょう。
    裾を折りたたんで縫うには、縫い代と折りたたむ生地が必要になるので、これを加えた線を引きます。生地を折る線の下に縫い代と折りたたむ分を加え、平行な直線を引きましょう。これが生地を切る線になります。[14]
    • 生地を折る線と生地を切る線の幅がわからなければ、元の裾から裾の縫い目までの長さを確認しましょう。たとえば、元の裾から縫い目までの長さは3㎝かもしれません。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 生地を切る線に沿って、パンツの裾を切りましょう。
    よく切れるはさみを慎重に使い、印に沿ってまっすぐ切ります。切り落とした生地を捨て、パンツを留めた待ち針を外しましょう。[15]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 生地を折る線で裾を折りたたみ、端を直線縫いで縫いましょう。
    生地を折る線の下の生地をパンツの内側に折りたたみます。こうすると、生地を折った部分がパンツの裾になります。ミシンを使い、折りたたんだ端を直線縫いで縫いましょう。[16]
    • 最初に裾を全部折りたたみ、待ち針で留めてから縫っても、裾を折りたたみながら縫っても、どちらでもかまいません。待ち針で留めた場合は、誤ってその上を縫わないように注意しましょう。ミシンが故障する可能性があります。
    • 反対の脚も同じように仕上げましょう。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 裾にアイロンをかけましょう。
    パンツの両脚を重ね、脇の縫い目が真ん中になるように折りたたみます。パンツをアイロン台に載せ、裾にアイロンをかけましょう。こうするとしわが伸び、アイロンで消えるチャコペンを使った場合は、印も消えるでしょう。[17]
    • ジーンズやスクラブ白衣のようなコットンにアイロンをかける場合は、高温に設定してスチームを使いましょう。レーヨンやポリエステルには、中温に設定したアイロンを使います。
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方法 4
方法 4 の 4:

股上のサイズを型紙で直す

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 シーチングでパンツを仮縫いしましょう。
    サイズを大幅に直す場合は、実際にパンツを縫う生地を使うともったいないので、シーチングでパンツを仮縫いましょう。パンツの型紙通りに縫い、試着してウエストをゴムで固定します。[18]
    • 仮縫いしたパンツを穿くと、股ぐりのフィット感が正確にわかります。緩すぎて下がったり所々しわが寄ったりするかを、実際に見て確認できるでしょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 股ぐりが緩すぎる場合は、縫い目に沿って余分な生地を詰めます。
    股ぐりが緩くて下がる場合は、余っている生地を指でつまみましょう。生地をつまみながら待ち針で留め、股上を浅くします。仮縫いしたパンツを穿いたまま、歩いたり椅子に座ったりしてみましょう。股ぐりが丁度良い具合になるように、待ち針の位置を調整します。[19]
    • ほとんどの場合、詰める長さはおそらく1.3㎝以下で、それほど大きく修正する必要はないでしょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 股上を深くする場合は、生地を足しましょう。
    股ぐりがきつい、または動きにくい場合は、股上が浅すぎる可能性があります。これを直すには、前ウエストから股ぐりまでの縫い目をはさみで切り、この切れ目にシーチングをあてましょう。こうすると生地に余裕ができるので、穿き心地が良くなるように修正して待ち針で留められるようになります。[20]
    • 股上を伸ばして待ち針で留めることができれば、足す生地の大きさに決まりはありません。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 仮縫いしたパンツを脱ぎ、股上のサイズを測りましょう。
    仮縫いしたパンツを平らな場所に置き、待ち針で留めた部分が端になるように半分に折りたたみます。パンツの両脚は重ねましょう。待ち針から布の折り目までの長さを定規で測ります。[21]
    • この値で、パンツの股上を伸ばしたり詰めたりする長さがはっきりします。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 端に基点となる部分を0.3㎝残して、型紙の調整線を切りましょう。
    型紙には、横方向の調整線が記されています。調整線は、腰の外側と股ぐりをつなぐ線です。股ぐりの部分にはさみを入れ、線に沿って反対側の0.3㎝手前まで切りましょう。[22]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 切り残した部分を基点に型紙を移動し、股上を伸ばしたり縮めたりします。
    股上を伸ばすには、調整線の切り残した部分を基点にして、伸ばす分だけ型紙を上下に開きましょう。開いた部分の下に型紙用紙をあて、テープで留めて隙間を埋めます。股上を短くするには、調整線の切り残した部分を基点に型紙を閉じるようにして、縮める分だけ重ねましょう。[23]
    • たとえば、型紙が0.5㎝重なったり、紙で埋めた隙間が1.5㎝になったりするかもしれません。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 修正した股上のサイズで、もう1度仮縫いします。...
    修正した股上のサイズで、もう1度仮縫いします。シーチングに修正した型紙を載せ、生地を切りましょう。これでパンツを縫って試着し、股ぐりのフィット感を確認します。問題なければ、修正した型紙を使って実際にパンツに使う生地を切りましょう。[24]
    • 股ぐりのフィット感に問題があれば、ためらわずに修正しましょう。完璧にフィットするパンツを作るには、何回か修正する必要があるかもしれません。
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ポイント

  • パンツのサイズを直すのが難しければ、サイズを測ってその通りに直してくれる専門店に任せましょう。
  • 縫い目をあえて目立たせたい場合を除き、パンツと同じ色の糸を使って縫いましょう。
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必要なもの

ウエストを詰める

  • 定規、またはメジャー
  • リッパー
  • パンツ
  • ミシン、または糸と針

パンツの裾に向かって、脚の幅を細くする

  • パンツ
  • チャコペン
  • ミシン
  • リッパー
  • 待ち針(任意)

パンツの裾を上げる

  • パンツ
  • チャコペン
  • メジャー
  • 定規
  • はさみ

股上のサイズを型紙で直す

  • シーチング生地
  • 型紙
  • ミシン
  • はさみ
  • ゴム
  • 定規
  • 型紙用紙
  • 待ち針

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Andrea Beaulieu
共著者 ::
テイラー、ファッションデザイナー
この記事の共著者 : Andrea Beaulieu. テイラー(衣服仕立て専門家)、ファッションデザイナーのアンドレア・ビューリューはニューヨーク州ブルックリン市にてジェンダーニュートラル、現代的ストリートウェア、そしてオーダーメイドの服を取り扱うブティック及びアパレルワークショップ「MOORE」を経営しています。ファッションデザインとマーケティング業界にて20年以上の経験を有し、パターン制作、ドレーピング、衣類制作を専門に行っています。ノースカロライナ大学グリーンズボロー校にファッションデザインと商品化計画学の学士号を取得。 この記事は30,307回アクセスされました。
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