この記事の共著者 : Aydin Yildiz. 電子機器修理スペシャリストのアイディン・イルディスは「Aasha Inc.」の創設者です。携帯電話、タブレット、コンピュータの修理を専門とし、経験は5年以上。サザン・ステーツ大学にてMBAを取得。
この記事には10件の参照文献があり、文献一覧は記事の最後に表示されています。
この記事は1,514回アクセスされました。
誰かにスマートフォンを操作されることほど不愉快なことはありません!しかし、誰かにAndroidをハッキングされた疑いがあっても心配はいりません。ハッカーとその侵入口を排除するのは思ったほど難しくはないのです。この記事でその手順を説明します。今回は、ハッキングされていたり、マルウェアに感染していたりする場合によく見られる兆候や、ハッキングされたAndroidを復旧する方法、Androidのセキュリティを厳重にして今後ハッキングされないようにする方法を紹介します。
ステップ
- ポップアップやパフォーマンスの問題 Androidの動作が遅く、再起動しても問題が解決しない場合は、ハッカーがスマートフォンにマルウェアをインストールした可能性があります。また、広告や支払い請求などのポップアップが大量に表示され、バッテリーのパフォーマンスが低下している可能性もあります。
- インストールした覚えのないアプリ アプリのリストやホーム画面に見慣れないアプリがある場合は、スマートフォンにアクセスできる誰かによってインストールされた可能性があります。ただし、ハッカーによってインストールされたアプリは他のアプリよりも見つかりにくい可能性があるため、設定アプリのアプリセクションを確認するのが最適です。
- 覚えのないテキストメッセージやメール ハッカーがスマートフォンにアクセスできる場合は、それを使用して連絡先を含む他の人にメッセージを送信している可能性があります。テキストチャットやメールアプリの送信済みフォルダに送信した覚えのないメッセージがないか確認しましょう。
- また、誰かに電話番号やメールアドレスを偽装されている可能性もありますが、その場合は、実際にはスマートフォンにアクセスできるわけではないことになります。
- データ使用量が急に増えた データプランの使用量がいつもより急に増えた場合は、スマートフォンにインストールされたマルウェアが気付かないうちにインターネットを使用している可能性があります。データ使用量を確認するには、設定を開き、データ使用量をタップします。特に、覚えのないアプリがデータ使用量の大部分を占めている場合は、注意が必要です。
- もちろん、これは最近インターネット利用の習慣を変えたわけではない場合に限ります。メッセージアプリで動画を再生したり、メディアをダウンロードしたりすることが急に増えたのであれば、データ使用量の増加は当然のことかもしれません。
広告
- Androidのリセット(初期化)を検討する AndroidをGoogleアカウントにバックアップまたは同期している限り、ハッカーを排除する最も簡単な方法は、スマートフォンを出荷時の設定にリセット(ファクトリーリセット)することです。
- Androidをリセットすると、すべてのデータが削除されるので注意しましょう。ただし、写真、動画、連絡先、個人データがGoogleアカウントに同期されている限り、再度ログインするとすぐにAndroidに再同期されます。
- スマートフォンをリセットした後、ハッカーがアカウントにアクセスできる場合に備えて、Googleパスワードを変更するとよいでしょう。これは、設定アプリで行うことができます。Androidから行うには、Google→Googleアカウントの管理→セキュリティ→パスワードの順にタップするだけです。[1]
- 管理者権限や管理アプリを削除する ハッカーは、仮想通貨マイニングアプリ、キーロガー、スパイウェアアプリなど、管理者権限を持つアプリを標的のAndroidにインストールすることがよくあります。アプリの削除を始める前に、デバイス(端末)管理アプリがないか確認し、無効にしておくとよいでしょう。
- 設定を開きます。
- 設定メニューが検索ツールになっている場合は、管理と検索し、デバイス管理アプリまたはデバイス管理機能をタップしましょう。[4]
- それでもうまくいかない場合は、セキュリティ→詳細設定→デバイス管理アプリまたはロック画面とセキュリティ→その他のセキュリティ設定→デバイス管理機能の順に選択しましょう。
- 覚えのないアプリが表示された場合は、そのスイッチをオフにして管理者権限を無効にするか、アプリを選択して無効にするをタップしましょう。
- 管理アプリの中には、メーカー(または勤務先)がインストールし、有効のままにしておかないと正常に動作しないものもあるため、必要ないとわかっているものだけを無効にしましょう。
- 覚えのないアプリを削除する 管理者権限を持つ悪意のあるアプリが見つかったかどうかにかかわらず、すべてのアプリを調べ、インストールした覚えのないものを削除するとよいでしょう。プリインストールされているアプリは削除できない可能性がありますが、他のアプリはアプリのリストや設定アプリのアプリから簡単にアンインストールすることができます。
- 提供元不明のアプリのインストールを無効にする 別のアプリストアを使用したり、Google Playストアではなくウェブからアプリをダウンロードしたりすると、Googleの安全管理機能やGoogle Playプロテクト機能の特典を受けられなくなります。不明な提供元からのインストールを無効にすると、Google Playストアからしかアプリをインストールできないようになります。
- 設定アプリを開きます。
- アプリまたはアプリと通知をタップします。
- Samsung Galaxyを使用している場合は、右上の縦三点リーダーをタップし、特別なアクセス→不明なアプリをインストールの順に選択しましょう。
- 他のAndroidの場合は、詳細設定→特別なアプリアクセス→不明なアプリのインストールの順に選択しましょう。
- リストに表示されているアプリをそれぞれ選択し、その「この提供元のアプリを許可」スイッチをオフにします。
- Googleアカウントのパスワードを変更する 誰かがAndroidにアクセスした場合は、Googleアカウントが不正使用されたことが原因である可能性があります。スマートフォンを再起動してセーフモードを終了する前に、新しいGoogleパスワード使用していることを確認しましょう。
- 他のアカウントで使用しているパスワードを再利用しないようにしましょう。新しいパスワードは完全に固有のものである必要があります。
- スマートフォンを再起動する 上記の変更を行ったら、Androidを通常の動作モードで再起動しましょう。
- マルウェア対策アプリをインストールし、スキャンを実行する Androidには、一切費用がかからないマルウェア対策アプリ・ウイルス対策アプリが多数あります。最適なアプリは有料のアップグレードオプションがあるものがほとんどで、アプリを常にバックグラウンドで実行できるため、今後ハッキングされないようにすることができます。しかし今は、アプリをインストールしてマルウェアスキャンを実行できるようにしたいだけです。無料の優れたアプリとしては、Mobile Security(モバイル・セキュリティ)、Sophos Intercept X(ソフォス・インターセプト・エックス)、AVG Antivirus & Security(エーブイジー・アンチウイルス・アンド・セキュリティ)、Avast Antivirus & Security(アバスト・アンチウイルス・アンド・セキュリティ)などがあります。これらのアプリはすべて、Google Playストアから無料でダウンロード可能です。
- アプリをダウンロードしたら、アプリを開き、画面の指示に従ってウイルスやマルウェアをスキャンします。
- スキャンアプリが脅威を特定した場合は、それを削除するように促されます。
- 必要に応じてスマートフォンをリセットする Androidからハッカーやマルウェアを排除しようとしたが、まだパフォーマンスの低下や侵入の兆候が見られる場合は、Androidを元の設定に戻すのが最も確実な方法になります。Androidのデータを復元したら、新しいGoogleパスワードでログインし、設定し直しましょう。広告
- Androidを最新の状態に保つ Android OSの最新バージョンとGoogle Playストアアプリのアップデートをインストールすると、スマートフォンに最新のセキュリティパッチを適用することができます。
- VPNを使用する VPNを使用してインターネットにアクセスすると、すべてのインターネットアクティビティが暗号化され、潜在的なハッカーにアクティビティを監視されにくくなります。カフェやキャンパス内など、公共のホットスポットに接続する場合は、VPNを使用することが特に重要です。無料のVPNサービスではなく、信頼できるVPNサービスを選択しましょう。
- Androidをroot化しない Androidをroot化すると、カスタマイズの選択肢が増える一方で、悪意のあるアプリにスマートフォンをさらされ、管理者権限を悪用される可能性があります。Androidはそのままでも高いカスタマイズ性があるため、セキュリティが心配な場合は、カスタムROMをインストールしないようにしましょう。
- パスワードを変更する(すべて) オンラインアカウントやサービスには、それぞれ固有のパスワードを設定する必要があります。パスワードを再利用すると、アカウントが1つでもハッキングされた場合、すべてのアカウントのセキュリティが危険にさらされる恐れがあります。各アカウントには、長く(12文字以上)、固有で解読されにくいパスワードを使用し、可能な場合は常に2段階認証プロセスを使用しましょう。
- Google Playストアのアプリのみをインストールする 別のアプリストアからインストールするアプリは、必ずしもマルウェアについて検査が行われているとは限りません。別のアプリストアをインストールするのではなく、Google Playストアのアプリにこだわれば、Googleの品質保証と安全管理による保護が強化されます。
- Google Playプロテクトを有効にする Google Playストアのこの機能は、アプリをダウンロードする前にそのアプリに対して安全チェックを行い、マルウェアや他の有害なアプリからユーザーを保護することができます。[7] この機能はデフォルトでオンになっていますが、無効になっている可能性があります。確認方法は以下の通りです。
- Playストアアプリを開き、プロフィールアイコンをタップします。
- Playプロテクトをタップします。
- 設定をタップします。
- 「Playプロテクトによるアプリのスキャン」をオンにします。
- 常にAndroidから目を離さない Androidから目を離さないようにしましょう。ハッカーは、Androidが無防備なまま置かれていると、それを簡単にハッキングできるチャンスと考える可能性があります。Androidのロック画面のセキュリティは決して無効にせず、網膜スキャン、顔認識、拇印などの生体認証が可能な場合は、それを使用するようにしましょう。
- ロック解除のためのPINは推測されにくいものにする必要があります。たとえ覚えやすくても、「12345」を使用するのはよくありません。
- フィッシング詐欺の被害に遭わない ハッキングは、何の疑いも持たないユーザーがメールやテキストメッセージ内のリンクをクリックし、よく使用するウェブサイトにログインしているつもりでログイン情報を入力することで発生することがあります。信頼できる送信者からのメッセージであることを完全に確認できない場合は、不審なリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたり、個人情報を含めてメッセージに返信したりしないようにしましょう。[8]
- 公共の充電ステーションでAndroidを充電しない 「ジュースジャッキング」とは、マルウェアがインストールされている充電ステーションに、攻撃を受けやすいスマートフォンを接続することで発生するハッキングの一種です。[9] データの盗難やマルウェアの無断インストールを防ぐために、自分の充電器を使用するようにしましょう。広告
ポイント
- データ通信の多用や長距離電話など、ハッカーが電話料金の増加につながる行為を行った場合は、携帯電話会社に連絡してハッキングされたことを伝えましょう。状況やプロバイダによっては、超過料金の割引を受けられる可能性があります。
出典
- ↑ https://support.google.com/accounts/answer/41078?hl=en&co=GENIE.Platform%3DAndroid&oco=1
- ↑ https://www.sony-asia.com/electronics/support/articles/00255266
- ↑ https://www.samsung.com/us/support/answer/ANS00062983/
- ↑ https://www.samsung.com/us/support/troubleshooting/TSG01001623/
- ↑ https://www.avg.com/en/signal/how-to-clear-cache-on-android-phones
- ↑ https://www.samsung.com/us/support/answer/ANS00077611/
- ↑ https://support.google.com/nexus/answer/2812853?hl=en
- ↑ https://www.occ.gov/topics/consumers-and-communities/consumer-protection/fraud-resources/phishing-attack-prevention.html
- ↑ https://us.norton.com/internetsecurity-mobile-what-is-juice-jacking.html
この記事は役に立ちましたか?
⚠️ Disclaimer:
Content from Wiki How 日本語 language website. Text is available under the Creative Commons Attribution-Share Alike License; additional terms may apply.
Wiki How does not encourage the violation of any laws, and cannot be responsible for any violations of such laws, should you link to this domain, or use, reproduce, or republish the information contained herein.
- - A few of these subjects are frequently censored by educational, governmental, corporate, parental and other filtering schemes.
- - Some articles may contain names, images, artworks or descriptions of events that some cultures restrict access to
- - Please note: Wiki How does not give you opinion about the law, or advice about medical. If you need specific advice (for example, medical, legal, financial or risk management), please seek a professional who is licensed or knowledgeable in that area.
- - Readers should not judge the importance of topics based on their coverage on Wiki How, nor think a topic is important just because it is the subject of a Wiki article.