シャツの着丈を詰める方法

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どんな体型にも合うシャツは滅多にありません。たとえ、胸、ウエスト、肩がぴったりでも、着丈が長すぎたり短すぎたりする場合もあるでしょう。幸い、シャツの着丈を詰めるのは非常に簡単ですが、シャツの形や素材によって、それぞれ適した方法があります。

方法 1
方法 1 の 4:

Tシャツの着丈を詰める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 Tシャツを裏返しましょう。
    Tシャツの着丈をどれくらい詰めるのかがわからなければ、実際に着て好みの丈になるように印をつけます。チャコペンか待ち針で印をつけましょう。印を付けたらTシャツを脱ぎ、裏返します。
    • この方法は、Tシャツだけでなく伸縮性のあるカットソーなどにも適していますが、端がほつれるので、リネンのような織布には向きません。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 好みの丈より1.3㎝長く裾を切ります。
    きれいに仕上げたければ、切る位置がはっきりするようにチャコペンで線を引きましょう。元の裾からの長さを定規で測りながら線を引きます。こうすると、裾がまっすぐに仕上がります。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 生地の下端1.3㎝を上に折りましょう。
    折り目がTシャツの新しい裾になり、好みの着丈に仕上がります。Tシャツの生地はほつれにくいので、裾を2回折ったり端を始末したりする必要はありません。内側もきれいに仕上げたければ端を始末してもかまいませんが、そうでなければ必要ないでしょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 裾にアイロンをかけましょう。
    Tシャツの素材に合わせて、安全な温度を設定します。アイロンをかけると折り目がはっきりして、裾がきれいに仕上がります。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 待ち針で裾を留めます。
    ミシンがなかったり使い方がわからない場合は、アイロンで接着できる裾上げテープを挟んでから裾を折りましょう。裾上げテープを使うと生地が硬くなりますが、縫わずに丈を詰められます。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 ジグザグ縫いか伸縮縫いで、できるだけ端の近くを縫いましょう。
    Tシャツと同色の糸を使い、待ち針を外しながら縫います。既製品のようにきれいに仕上げたければ、2本針を使いましょう。伸縮縫いで縫う場合は、縫い目の下をもう1度縫うときれいに仕上がります。
    • アイロンで接着できる裾上げテープを使う場合は、使用方法に従って裾にアイロンをかけるだけで完成します。
    • 糸がほどけないように、縫い始めと縫い終わりは数針分返し縫いをしましょう。
    • 縫い始めと縫い終わりの部分が目立たたないように、脇から縫い始めましょう。
    専門家からの回答
    Q

    質問:「着丈を詰めるのが初めての場合は、どのような点に気を付けたら良いですか?」

    How.com.vn 日本語: Lois Wade

    Lois Wade

    手芸専門家(How.com.vn)
    ロイス・ウェイドは45年以上にわたり、裁縫、かぎ編み、プチポワン刺繍、クロスステッチ、描画、そして紙細工など、数々の手芸に親しんできました。ロイスは2007年より趣味・DIYに関するウィキハウ記事の制作に貢献しています。
    How.com.vn 日本語: Lois Wade
    専門家からのアドバイス
    専門家 Lois Wadeの回答:

    手芸専門家、ロイス・ウェイドさんからの返答:「裾にしわが寄ったり生地がたるんだり、縫い目に隙間ができたりしないように、針目を揃えて細かく縫いましょう。カーブしている裾を縫う場合は、裾が歪まないように生地を寄せたり伸ばしたりしながら縫う必要があるかもしれません」

  7. How.com.vn 日本語: Step 7 余った糸やほつれた糸をはさみで切りましょう。
    これで完成です。
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方法 2
方法 2 の 4:

元の裾を使ってTシャツの着丈を詰める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 着丈を決め、Tシャツの表側に印を付けます。
    必要であれば、実際に着て好みの丈を決めましょう。元の裾の折り幅にもよりますが、仕上がりサイズは1.3~2.5㎝ほど長くなることを考慮して決めましょう。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 裾から等距離になるように、チャコペンで線を引きましょう。
    Tシャツの表を外側にして、でこぼこがない平らな場所に広げます。裾からの長さを定規で測り、所々に印を付けましょう。こうすると、裾がまっすぐに仕上がります。[1]
    • チャコペンがなければ、線を引くように待ち針を打ちましょう。その場合は、裏側の生地まで一緒に留めないように注意します。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 引いた線に裾を合わせるようにして、上に折ります。
    裾全体を折りたたみましょう。こうすると、着丈が少し短くなります。
    • Tシャツの内側ではなく、外側に折り上げましょう。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 裾の縫い目のできるだけ近くを縫います。
    ミシンをジグザグ縫いか伸縮縫いに設定して、必ず、Tシャツと同色の糸を使いましょう。[2]
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 裾を下に折り、Tシャツの内側で余分な生地を上に折りたたみましょう。
    Tシャツの表を外側にしたまま行います。Tシャツを表から見ると、新しく縫った部分の下に元の裾とその縫い目が並んだ状態になります。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 裾にアイロンをかけましょう。
    縫った部分が平らになるように、アイロンで押さえましょう。こうすると折り目がはっきりして、裾がすっきりと仕上がります。必須ではありませんが、待ち針で裾を留めてからアイロンをかけてもかまいません。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 縫い目のできるだけ近くに、表から端ミシンをかけましょう。
    縫い目から3~4㎜のところを縫うようにします。[3]伸縮縫いに設定し、縫った糸がほどけないように、縫い始めと縫い終わりは数針分返し縫いをしましょう。
    • 縫い始めと縫い終わりが目立たないように、脇から縫い始めましょう。
    • 待ち針で裾を留めた場合は、必ず待ち針を外しながら縫いましょう。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 Tシャツを裏返し、余分な生地を切りましょう。
    できるだけ縫い目の近くで切ります。切り落とした生地は、捨てるか別のことに使うためにとっておきましょう。生地を切り落としたら、余分な糸やほつれた糸を切ります。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 Tシャツを表に返しましょう。
    これで完成です。
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方法 3
方法 3 の 4:

前ボタンシャツの着丈を詰める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 シャツの着丈を決め、そこより1.3㎝下に印を付けます。
    必要であれば、実際にシャツを着て考えましょう。仕上がり丈より下に印をつけるのは、生地の端がほつれないように裾を2回折る必要があるからです。
    • この方法は、チュニックやペザントブラウスのようにボタンがついていない織布のトップスにも使えます。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 印に従って、シャツの裾にチャコペンで線を引きます。
    シャツの裏側が表に出るように、平らなところに広げましょう。シャツの裾と平行に線を引きます。裾からの長さを定規で測りながら、線を引きましょう。こうすると、シャツの裾から等距離の線を引けます。前ボタンのシャツは裾がカーブしている場合が多いので、そのカーブに従って線もカーブさせましょう。[4]
    • シャツの裾をまっすぐに仕上げたければ、直線を引きましょう。その場合は、シャツの最も短い部分(通常は両脇)に合わせます。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 線の1.3㎝下に別の線を引き、2本目の線に沿って生地を切ります。
    [5]2本目の線に沿ってシャツを切ると丈が短くなり、裾の近くに最初に引いた線が残ります。
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 最初に引いた線に合わせて、裾を上に折りましょう。
    最初に引いた線が折り目になって内側に隠れるように、裾1.3㎝を上に折ります。[6]
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 折り目にアイロンをかけましょう。
    シャツの素材に合わせて、アイロンの温度を設定します。
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 もう1度裾を1.3㎝折り、アイロンをかけましょう。
    こうすると折り目がはっきりして、裾がきれいに仕上がります。生地の端は、折った部分の内側に隠れます。[7]
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 裾を待ち針で留め、折った上端のできるだけ近くを直線縫いします。
    裾の下端にミシンの押さえ金を合わせると簡単です。シャツと同色の糸を使い、待ち針を外しながら縫いましょう。
    • 縫い始めと縫い終わりは、忘れずに返し縫いをしましょう。 前にボタンがついていないトップスは、脇から縫い始めると縫い終わりと縫い始めが目立たなくなります。
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 余分な糸やほつれた糸を切りましょう。
    これで完成です。
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方法 4
方法 4 の 4:

バイアステープを使って前ボタンシャツの着丈を詰める

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  1. How.com.vn 日本語: Step 1 シャツの色に合わせて、両折タイプのバイアステープを用意します。
    同色のバイアステープが見つからなければ、濃淡が同じようなニュートラルカラーを使いましょう。たとえば、シャツの色が紺で同色のバイアステープが見つからない場合は、黒のバイアステープを使います。シャツの色が水色で同色のバイアステープが見つからなければ、薄いグレーのバイアステープを代わりに使いましょう。
    • この方法は、生地からシャツを縫う場合に最適です。
  2. How.com.vn 日本語: Step 2 好みの着丈より少し長めに裾を切りましょう。
    どれくらい長めにするかは、バイアステープの幅によって異なります。通常は、1.3㎝ほど長くすれば十分でしょう。
  3. How.com.vn 日本語: Step 3 バイアステープの片側の折り目を開き、シャツの裾に待ち針で留めましょう。
    バイアステープの表とシャツの表を合わせて、待ち針で留めます。最終的には、シャツの内側にバイアステープを折りたたみます。[8]
    • 待ち針で留めた部分の反対側には、バイアステープが2.5㎝ほど残っています。[9]
  4. How.com.vn 日本語: Step 4 直線縫いで、シャツにバイアステープを縫い付けましょう。
    バイアステープの下の折り目に沿って縫います。
  5. How.com.vn 日本語: Step 5 シャツの内側にバイアステープを折りたたみましょう。
    まずバイアステープを下に折り、それからシャツの内側に折りたたみます。こうすると、生地の端がバイアステープの内側に隠れます。バイアステープが表から見えなくなるように、折りたたみましょう。バイアステープを縫い付けた部分がシャツの下端になります。[10]
  6. How.com.vn 日本語: Step 6 裾にアイロンをかけましょう。
    シャツの素材に合わせて、アイロンの温度を設定しましょう。適切な温度は、生地の種類によって異なります。
  7. How.com.vn 日本語: Step 7 生地の端をくるむようにしてバイアステープを折りたたみ、アイロンで押さえます。
    かさばらないように、バイアステープの角を切ってから折りたたんでも良いでしょう。[11]
  8. How.com.vn 日本語: Step 8 折りたたんだバイアステープとシャツの裾を待ち針で留め、直線縫いでバイアステープの上を縫いましょう。...
    折りたたんだバイアステープとシャツの裾を待ち針で留め、直線縫いでバイアステープの上を縫いましょう。シャツの内側を表に出して、バイアステープのできるだけ上端を縫います。下糸(ボビンの糸)はシャツと同じ色、上糸はバイアステープと同じ色にして縫いましょう。[12]
    • 縫い始めと縫い終わりは、忘れずに数針分返し縫いをしましょう 。
    • 待ち針を外しながら縫います。
  9. How.com.vn 日本語: Step 9 最後にもう1度アイロンをかけ、余分な糸やほつれた糸を切りましょう。
    これで完成です。
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ポイント

  • 総柄のシャツを縫う場合は、地の色か柄の1色に合わせて糸を選びましょう。
  • ミシンがない場合や使い方がわからない場合は、アイロンで接着できる裾上げテープを使って着丈を詰めることができます。使用方法に従って使いましょう。
  • 好みに応じて、裾を斜めにしてもかまいません。
  • 紹介した方法のほとんどは、生地からシャツを縫う際の裾の始末にも使えます。
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注意事項

  • 待ち針を外しながら縫う際は、指を刺さないように注意しましょう。
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必要なもの

Tシャツの着丈を詰める

  • Tシャツ
  • 裁ちばさみ
  • 待ち針
  • アイロン
  • ミシン(もしくは、アイロンで接着できる裾上げテープ)
  • 生地と同色の糸(裾上げテープを使う場合は不要)
  • 定規(できれば)
  • チャコペン(できれば)

元の裾を使ってTシャツの着丈を詰める

  • Tシャツ
  • 裁ちばさみ
  • 待ち針(任意)
  • アイロン
  • ミシン
  • シャツと同色の糸
  • 定規(できれば)
  • チャコペン(できれば)

前ボタンシャツの着丈を詰める

  • 前ボタンシャツ
  • 裁ちばさみ
  • 待ち針
  • アイロン
  • ミシン
  • シャツと同色の糸
  • 定規
  • チャコペン

バイアステープを使って前ボタンシャツの着丈を詰める

  • 前ボタンシャツ
  • 両折タイプのバイアステープ
  • 裁ちばさみ
  • 待ち針
  • アイロン
  • ミシン
  • シャツと同色の糸
  • 定規
  • チャコペン

このHow.com.vn記事について

How.com.vn 日本語: Lois Wade
共著者 ::
手芸専門家(How.com.vn)
この記事の共著者 : Lois Wade. ロイス・ウェイドは45年以上にわたり、裁縫、かぎ編み、プチポワン刺繍、クロスステッチ、描画、そして紙細工など、数々の手芸に親しんできました。ロイスは2007年より趣味・DIYに関するウィキハウ記事の制作に貢献しています。 この記事は3,124回アクセスされました。
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