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この記事の共著者 : Yaffet Meshesha. コンピュータースペシャリストのヤフェット・メシェシャは「Techy」の設立者です。コンピューターの修理と技術サポートを専門としており、経験は8年以上。同社ではコンピューターの受取、修理、配達までの総合サービスを提供しており、その業績はTime誌とコンピュータ専門サイトTechCrunchに取り上げられました。
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すごいスクリーンショットを目にして「自分のゲームも他の人のようにはいかないのか」「自分のパソコンでもこんなことができたらいいのに」と思うことはありませんか？通常、そういうことをするにはグラフィックボード（ビデオカードとも呼ばれる）から手を付けます。グラフィックボードのアップグレードは、特に選択肢が多くて煩わしいかもしれませんが、予算を決めてドライバーを用意すれば、あっという間にしっかりとした新しいグラフィックボードを取り付けることができるはずです。
ステップ
PCケース（筐体）を開ける 古いグラフィックボードを調べ、電源ユニットを確認し、新しいグラフィックボードを取り付けるには、PCケースを開ける必要があります。最近のPCケースは背面につまみねじがあり、サイドパネルを簡単に取り外すことができますが、古いPCケースの場合はネジを外す際にプラスドライバーが必要になるかもしれません。- サイドパネルを取り外す前に、電源ケーブルと周辺機器をすべて取り外しておきましょう。
- マザーボードの反対側にあるパネルを取り外しましょう。パソコンの背面を見ると、片側にUSB、LAN、DisplayPort（ディスプレイポート）など、さまざまな端子のあるパネルがあります。これがマザーボードのI/Oパネルで、マザーボードがどちら側にあるかを確認するのに役立ちます。なお、そちら側を下にしてパソコンを寝かせ、反対側のパネルを取り外すと、マザーボードを取り出しやすくなります。
電源ユニットの性能を確認する 高性能グラフィックボードには、必要な電力を供給するための電源ユニットが必要です。古い電源ユニットを使用している場合や、他にも電力を必要とする部品が多い場合は、その電源ユニットでは不十分な可能性があります。そのような場合は、グラフィックスボードのアップグレードと同時に、電源ユニットのアップグレードも検討しましょう。- インターネット上には、現在取り付けられている、または今後取り付ける予定のハードウェアを分析して、必要な電力を計算できるサイトがたくさんあります。任意の検索エンジンで「電源容量計算シミュレーター」と検索してみましょう。[1]
- また、電源ユニットにはPCI-Express（PCI-e）電源コネクタが必要です。最新の電源ユニットであれば問題ありませんが、10年以上前の電源ユニットの場合は、それに合うコネクタがないかもしれません。
- 電源ユニットの最大ワット数は、電源ユニットに貼られたシールに印刷されているはずです。ただし、電源ユニットを取り外さないと分からない場合もあります。
マザーボードがグラフィックボードに対応していることを確認する 最近ではほとんどのグラフィックボードがPCI-Expressに対応しているので、PCIスロットを少なくとも1つは確保しなければなりません。通常、PCI-ExpressスロットはPCIスロットの中でプロセッサに最も近い位置にあります。なお、PCI-Eスロットがない場合、グラフィックボードをアップグレードするには新しいマザーボードを取り付ける必要があるかもしれません。- マザーボードの取扱説明書で配線図を確認しましょう。これは、PCI-Eスロットがどこにあるかを確認するのに役立ちます。
- 新しいマザーボードを取り付けると、OSの再インストールが必要になります。
- 注：通常、ノートパソコンではグラフィックボードをアップグレードすることはできません。
グラフィックボードが装着できるかどうかを確認する 最近のグラフィックボードは大型のものが多く、パソコンのPCIスロット2つ分を占有するものも少なくありません。また、かなりの長さと高さがあるので、上下左右に十分な空間があるかどうかを確認する必要があります。- メジャー（巻き尺）を使って上下左右の隙間を測りましょう。通常、グラフィックボードの商品説明欄には寸法が記載されているので、購入前にサイズが合うかどうかを確認することができます。
費用対効果を図る グラフィックボードには高価なものがあります。とてつもなく高価です。ある程度高価なものになると、一般の人ではハイエンドグラフィックボードをより高価なものにすることで得られるメリットはありません。グラフィックボードで使用するアプリケーションを調べて、費用対効果の高い性能と信頼性を備えたグラフィックボードを探しましょう。[2]- より高価なグラフィックボードは、一般的にグラフィックボードのオーバークロック機能や、デュアルまたはクアッドコアのものを使用したい人向けのものです。
- グラフィックボードを決める前に、できるだけ多くのレビューを読んでおきましょう。費用対効果の高い性能のものを探せるサイトはインターネット上にたくさんあります。例えば、Tom's Hardwareなどのサイトでは、すべての価格帯で現在最も人気のあるグラフィックボードの比較表を掲載しており、またNeweggなどのサイトのカスタマーレビューでは、そのグラフィックボーを使用した一般の人の体験談を掲載しています。
- 自分の好きなゲームのシステム要件を確認しましょう。自分の好きなゲームで最高のパフォーマンスを発揮するにはどのようなグラフィックボードが推奨されているかを確認し、さらに今後のシステム要件も考慮に入れましょう。
自分に合ったグラフィックボードを探す グラフィックボードの種類によって適した用途は異なりますが、グラフィックボードは万能なものがほとんどです。ここでは2015年現在、人気のあるグラフィックボードをいくつか紹介します。- AMD Radeon R9 290X：ほとんどのゲームをUltra設定で快適に動作させることができる万能グラフィックボードで、通常、3万円前後で販売されています。なお、同様の性能を持つNVIDIA GeForce GTX 970は、消費電力が少ないものの、5千円ほど高くなっています。
- AMD Radeon R7 260X：ほとんどのゲームを中～高設定で動作させることができるローエンドグラフィックボードで、1万5千円以下で購入することができます。なお、同様の性能を持つNVIDIA GeForce GTX 750 Tiは3千円ほど高いですが、消費電力が少なく、PCI-Express電源コネクタも必要ありません（ローエンド電源ユニットを搭載したパソコン向けです）。
- NVIDIA GTX 980：440pであれば何でもこなせる、現時点で最高のハイエンドグラフィックボードの1つで、価格もEVGA ACX 2.0が約6万円、Classifiedモデルが約7万5千円と、それに見合ったものになっています。
- グラフィックデザインを重視する場合は、3GBや4GBなど、より多くのオンボードメモリを搭載したグラフィックボードを探しましょう。価格は高くなりますが、レンダリングやエンコードの速度が向上します。
グラフィックボードのディスプレイ端子を確認する ディスプレイ技術の向上に伴い、グラフィックボードの選択肢も増えています。新しいグラフィックボードには、HDMI、DVI、DisplayPort、VGA、もしくはその組み合わせに対応しているものがあるので、使用しているモニターの接続端子を確認し、それに合わせてグラフィックボードを購入しましょう。- グラフィックボードの画質を最大限に引き出すには、HDMIまたはDisplayPort経由で接続する必要があります。
- 複数のモニターを使用したい場合は、グラフィックボードが高画質端子を備えた複数のモニターに対応できることを確認しましょう。一方がHDMIで、もう一方がVGAだと、VGAモニターの解像度が低くなってしまい、HDMIモニターと並べたときに見栄えが悪くなってしまうからです。
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古いドライバーをアンインストールする エラーや問題が発生する最大の原因の1つは、ドライバーの非互換性にあります。新しいグラフィックボードをインストールする前に、Windowsがグラフィック表示に使用しているドライバーをアンインストールしておきましょう。[3]- ドライバーをアンインストールするには、「デバイスマネージャー」を開いて、そこからアンインストールするのが一番手っ取り早い方法です。「デバイスマネージャー」を開くには、「スタート」メニューで検索するか、⊞ Win+Xを押してメニューから選択します（Windows 8のみ）。
- 「デバイスマネージャー」で「ディスプレイアダプター」を展開したら、現在使用しているディスプレイアダプターを右クリックして「アンインストール」をクリックし、画面の指示に従ってドライバーをパソコンから削除しましょう。おそらく低画質表示になり、アイコンが大きくなったり、文字がぼやけたりします。ドライバーをアンインストールしたら、パソコンの電源を切りましょう。
アース（接地）を取る 精密部品を扱う際には、必ず適切にアースを取るようにしましょう。静電気が発生すると、部品が故障したり破損したりして、使い物にならなくなってしまいます。アースを取るときは、帯電防止リストストラップをPCケース内の金属が露出している部分にくっつけて使用するのが望ましいでしょう。帯電防止リストストラップがない場合は、金属製の水道の蛇口に触れるとアースを取ることができます。- ケースが開いたままのパソコンがカーペットの上に置かれていないこと、パソコン内部の作業をするときはタイルやリノリウムの床の上に立っていることを確認しましょう
- パソコン内部の作業を始める前に、パソコンの電源プラグがコンセントから抜かれていることを確認しておきましょう。
古いグラフィックボードを特定する 古いグラフィックボードは、マザーボードのPCI-ExpressまたはAGPスロットに挿入されています（AGPは一般的に古いパソコンに搭載されているグラフィックボードです）。通常、グラフィックボードはかなり大きく、パソコンに搭載されている拡張カードの中で一番大きなものになるでしょう。また、グラフィックスボードには、ファンやヒートシンクが取り付けられていることがよくあります。- これまでオンボードグラフィックを使用していた場合（モニターがマザーボードに直接接続されていた場合）は、グラフィックボードを取り外すことはできません。
既存のグラフィックボードを取り外す グラフィックボードをアップグレードする場合は、新しいグラフィックボードを取り付ける前に、古いグラフィックボードを取り外しておきます。まずはグラフィックボードをPCケースに固定しているネジを外しましょう。また、通常、新しいグラフィックボードはPCIスロットの後端につまみがあり、グラフィックボードを引き抜くにはこれを外す必要があります。- グラフィックボードを取り外すときは、PCIスロットを傷つけないようにまっすぐ引き抜きましょう。
- グラフィックボードを取り外す前に、古いグラフィックボードに接続されているディスプレイを必ず取り外しておきましょう。
ホコリを掃除する 古いグラフィックボードを取り外したこの機会に溜まったホコリを掃除しておきます。エアダスターを使用してPCIスロット周辺の隙間に溜まったホコリを掃除しましょう。ホコリが溜まると部品が過熱する原因になるので、掃除を怠らないようにするとパソコンを長持ちさせることができます。
新しいグラフィックボードを挿入する 接点や回路に触れないように、帯電防止袋からグラフィックボードをゆっくりと取り出します。空いているPCI-Expressスロットにまっすぐ挿入し、完全に装着されるまで均等な力で押し込みます。PCI-Expressスロットに留め具が付いている場合は、カチッと音がして固定されます。[4]- グラフィックボードの幅がパネル2枚分ある場合は、隣接するパネルを取り外す必要があるかもしれません。
- グラフィックボードを完全に装着する前に、ケーブルやその他の部品が邪魔になっていないことを確認しておきましょう。
グラフィックボードを固定する PCケースのネジを使って、グラフィックボードをPCケースに固定しましょう。グラフィックボードの幅がパネル2枚分ある場合は、各ベイに1本ずつ、計2本のネジで固定します。ただし、ネジを締める前に、グラフィックボードが完全に挿入されていることを確認しておきましょう。
電源ユニットを接続する 最近のグラフィックボードは、背面上部に電源コネクタ端子が搭載されているものがほとんどです。電源ユニットを接続するには、この電源コネクタ端子に電源ユニットからPCI-Expressコネクタ（通常は6ピンケーブル）を1本または2本接続する必要があります。これらのグラフィックボードは、電源ユニットを接続しないと正常に動作しません。- 多くのグラフィックボードには、既存のコネクタをグラフィックボードに合うものに変換するアダプターが同梱されています。
PCケースを閉じる グラフィックボードが正しく装着され、固定され、電源に接続されていることを確認したら、PCケースを閉じますが、先にディスプレイを新しいグラフィックボードに接続しておきましょう。これまでオンボードグラフィックを使用していた場合、ディスプレイはマザーボードに接続されていたはずですが、新しいグラフィックボードを使用できるようにするには、ディスプレイをグラフィックボードに接続する必要があります。- グラフィックボードの性能を最大限に引き出すには、HDMIまたはDisplayPort経由でディスプレイをグラフィックボードに接続しましょう。ディスプレイやグラフィックボードがHDMIやDisplayPortに対応していない場合は、DVI、VGAの順に試してみましょう。
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パソコンの電源を入れる OSで新しいグラフィックボードが認識され、ディスプレイの解像度と色深度の最適化が行われます。変更を反映させて OSを立ち上げましょう。- ディスプレイに画像が全く表示されない場合は、インストールのトラブルシューティングを行う必要があります。グラフィックボードが正しく取り付けられ、接続されていることを確認しましょう。
- 画像のむらやざらつき、歪みなどは、グラフィックボードに問題がある可能性があります。メーカーに問い合わせる前に、グラフィックボードが正しく取り付けられていることを確認しておきましょう。
ドライバーディスクを挿入するか、ドライバーをダウンロードする グラフィックボードにドライバーディスクが付属している場合は、それを挿入してドライバーのセットアップを行います。グラフィックボードにドライバーディスクが付属していない場合や、できるだけ最新のドライバーを使用したい場合は、NVIDIAまたはAMD（グラフィックボードによって異なる）のウェブサイトから直接ドライバーをダウンロードしましょう。
ドライバーをインストールする ドライバーのインストールはほぼ自動的に行われますが、他にもグラフィックボード管理ソフトをインストールするかどうかを尋ねられる場合があります。このソフトウェアは任意ですが、ドライバーを常に最新の状態に保つのに役立ちます。ただし、インストール中にディスプレイがちらついたり、リセットしたりすることがあるかもしれません。- ディスクに収録されているドライバーは、購入した時点で古いものになっていることがほとんどなので、インストール後にアップデートを求められるはずです。
ゲームを起動する 正直なところ、このグラフィックボードを取り付けた理由は、最新のヒットゲームをプレイするためです。このグラフィックボードを試すには、ゲームを起動するのが一番です。ゲームを始める前にビデオ設定メニューを開き、すべての設定をできるだけ高くしてから、ゲームをプレイしてみましょう。スムーズに動作すれば問題ありません！- 解像度を設定する際には、必ずディスプレイの解像度に合わせるようにしましょう。通常のフラットパネルディスプレイの解像度は「1920×1080」ですが、最近のディスプレイのネイティブ解像度はそれよりも高くなっています。
- ゲームがカクカクしたり、パフォーマンスが悪かったりする場合は、設定を1つずつ下げていきましょう。グラフィックボードがUltra設定に対応していなくても、あまり心配する必要はありません。どのグラフィックボードでも正常に動作しないゲームが出てくることはあります！
- ゲームのパフォーマンスはグラフィックボード以外の影響も受けており、プロセッサ、メモリ、ハードディスクの転送速度などがゲームのパフォーマンスに影響を与えます。
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ポイント
- PCケース内部では、何をするにしてもゆっくりと慎重に作業を進めます。グラフィックボードを引き抜くときのように極めて高い精密性が求められるときは、腕を身体に近づけて身体の前で横に動かすように作業を行いましょう。そうすることで、腕だけでなく胸や腹の筋肉も使って細かい調整ができるようになります。
- グラフィックボードを交換すると、保証が無効になってしまう場合があるので注意しましょう。ただし、ほとんどのデスクトップパソコン（特に自作パソコン）では、そのようなことはありません。また、会社や学校で使用しているパソコンなど、他人のパソコンのグラフィックボードを交換することはできません。
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出典
- ↑ http://extreme.outervision.com/psucalculatorlite.jsp
- ↑ http://windows.microsoft.com/en-us/windows7/give-your-pc-some-graphics-muscle-by-installing-a-new-video-card
- ↑ http://www.pcadvisor.co.uk/how-to/pc-upgrades/3470162/how-upgrade-your-graphics-card/
- ↑ http://www.dummies.com/how-to/content/how-to-install-a-video-card-in-your-computer.html
このHow.com.vn記事について
コンピュータースペシャリスト
この記事の共著者 : Yaffet Meshesha. コンピュータースペシャリストのヤフェット・メシェシャは「Techy」の設立者です。コンピューターの修理と技術サポートを専門としており、経験は8年以上。同社ではコンピューターの受取、修理、配達までの総合サービスを提供しており、その業績はTime誌とコンピュータ専門サイトTechCrunchに取り上げられました。 この記事は2,023回アクセスされました。
カテゴリ: コンピューター部品
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