オス犬の繁殖力を確かめる方法

PDF形式でダウンロード

PDF形式でダウンロード

この記事には：

犬の繁殖力を確かめる

不妊の原因を知る

関連記事

参照

オス犬を繁殖交配したいときは、実際に交配に取り掛かる前に、その犬に繁殖力があるか確かめましょう。獣医に健康状態全般を診断してもらったり、不妊検査をしてもらうことも可能です。すでに繁殖交配を試みているにも関わらず上手くいっていない場合は、注意深く観察して不妊の理由を探します。この記事では、オス犬が子孫を残せるかどうか確認する手順を紹介します。

ステップ

方法 1

方法 1 の 2:

犬の繁殖力を確かめる

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   交配に適した年齢か確認する　若いオス犬には繁殖能力がありません。一般的に、オス犬の思春期は生後6〜8ヶ月で始まりますが、性成熟に達するのは1歳を過ぎてからです。思春期に入った時点で、メス犬を妊娠させることができます。

   • 繁殖力が1番高いときに交配したい場合、1歳半になるまで待ちましょう。
2. 
   2
   犬の健康状態が良いことを確認する　オス犬の繁殖力を確かめる始めの一歩は、その犬が健康かどうか確かめることです。重度の健康問題があると、繁殖力に影響します。

   • 毎年健康診断を受けさせ、問題が見つかったらきちんと対処しましょう。
   • 繁殖力に影響する一般的な健康問題として、交尾を完了できないような身体障害や、生殖器官の損傷などがあります。
3. 
   3
   感染症や遺伝性疾患の検査を受けさせる　感染症や遺伝性疾患によって、犬が不妊になることもあります。どうしてもオス犬を繁殖交配したい場合、不妊の原因となりうる病気または遺伝性疾患や、子孫に影響しうる遺伝的問題がないか、検査してもらいましょう。

   • 遺伝的問題の例としては、犬の染色体異常や交配した結果起こる多因子遺伝疾患の可能性などが挙げられます。
   広告

方法 2

方法 2 の 2:

不妊の原因を知る

PDF形式でダウンロード

1. 
   1
   不妊の危険因子を特定する　繁殖交配しても上手くいかない場合、まず潜在的な問題を考えます。問題を起こしている原因がわかれば、対処しやすくなります。オス犬が不妊の場合、以下のような潜在的な危険因子があります。

   • 年を取り過ぎている、または若すぎる
   • 生殖器官に損傷がある
   • メス犬にマウンティングできない身体的な損傷または障害がある
   • 繁殖力や性欲を抑える薬を服用している
2. 
   2
   交尾への関心のなさを観察する　交尾に関心がない様子を見せる場合、ホルモンに問題があるかもしれません。繁殖交配させたいのに、交尾に興味を見せない場合、獣医に診察してもらいましょう。

   • オス犬を繁殖交配したい場合、発情期を迎えたメス犬のそばにオス犬を連れて行きます。メス犬が出すフェロモンがオス犬を引きつけ、交尾が始まります。
3. 
   3
   不妊検査を受けさせる　不妊の原因が交尾する能力ではなく犬の性液にあると思う場合、性液性状検査を受けさせることもできます。性液性状検査では、精子に奇形がないかや、メス犬の卵子に向かって動く精子活力があるかなど、精子の質を確認することができます。

   • かかりつけの動物病院に性液性状検査について相談しましょう。
   • 性液性状検査でわかる症状の1つに、奇形精子症があります。犬の精子が正しく成形されず、奇形精子が含まれている状態のことをいいます。
   広告