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性生活が活発な人は、最低年に一度はHIV/エイズ(AIDS)検査を受けた方がいいでしょう。HIV/エイズ(AIDS)に感染しているか検査を受けたい場合、経過を観察したい場合は全国の保健所や自治体の特別検査施設などで無料、匿名で受けることができます。これらの検査では身体症状の確認や血液検査を行います。HIVに感染しているかわからない場合、自宅で採取した血液を専門機関に郵送することで検査してくれる郵送検査キットを試してみてもいいでしょう。用心して検査を受けておくことで、潜在的な合併症を早期に、また効果的に対処でき、病気を移すのを予防できるかもしれません。
ステップ
- 性交渉後1ヶ月以内のインフルエンザのような症状に注意する これらの症状には熱、頭痛、筋肉痛、発疹、喉の痛み、首のリンパ腺の腫れなどが含まれ、通常は感染後2ヶ月間のうちに発症します。通常、これらの症状はHIVに感染しているかもしれないという初期のサインとなります。[1]
- 危険度の高い性行為や避妊具なしの性行為をした後で、気付かないうち、または症状が出ないうちにHIVに感染してしまう人は多くいます。
- HIV感染の危険性を減らすため、安全な性行為をしましょう。
- 肌に病変、こぶ、発疹がないか調べる HIVがエイズ(AIDS)を発症するに従い、肌に異変が出る場合があります。舌、歯茎、体に異様な発疹や痕、変色がないか調べましょう。エイズ(AIDS)発症患者によく出る症状として以下のようなものがあります。[2]
- カポジ肉腫:皮膚ガンの一種で、赤や黒、紫のアザが無数に肌に出現する症状。
- HIV関連のヘルペス:陰部や口内にできる赤い水疱ができる症状
- 毛状白板症:毛状の斑点や発疹が舌にできる症状。
- 伝染性軟属腫:身体中にピンク色のあざができる症状。
- これらの多くは症状の末期に現れるもので、全く現れない場合もあります。
- 再発する病気や感染の経過を追う 体がエイズ(AIDS)を発症するまでに免疫システムが損なわれるため、普段よりも病気になりやすい状態になります。肺炎や気管支炎を繰り返し発症するかもしれません。頻繁に病気になったり感染症になるという場合は病院に行きましょう。一般的に、再発する症状には以下のものがあります。[3]
- 熱
- 下痢
- 寝汗
- 疲労
- 減量
- 病院やHIV検査を受けられる保健所などに行く 医師や保健所のスタッフが検査を行ってくれます。全国の保健所では匿名、且つ無料でHIV検査を受けることができますので、インターネットでお住いの地域の保健所を探してみましょう。[4]
- HIV検査を受けられる場所はこちらから探すことができます: https://www.hivkensa.com/mb/mame/
- 小さな都市ではHIV専門のクリニックがない場合があります。その場合は泌尿器科などでも同様の検査を受けることができるでしょう。
- 身体検査を受ける 医師が症状を確認し、AIDSの身体的兆候が出ているかを確認します。また、性交渉歴についても質問されるでしょう。簡潔にしっかりと、避妊せずに行った性交渉、特に複数のパートナーと行ったものの情報を伝えましょう。[5]
- 一般的に、医師は喉のリンパ腺の腫れ、皮膚病変、肺の異音、腹部膨張(腫れ)などを確認します。
- 医師はあなたの性交渉歴、またHIV/エイズ(AIDS)感染者と性交渉をしたことがあるかを知る必要があります。
- 薬物注射針の使用についても医師に知らせましょう。針による感染はHIV拡散の典型的なルートです。
- 唾液検査を受ける 唾液検査は医師により行われます。医師か看護師が、検査棒を上下の歯茎に当てます。ほとんどの場合、外来診療で検査できます。20分後、医師かカウンセラーにより結果が陽性か陰性かを伝えられ、治療法の選択肢についての話があるでしょう。[6]
- プリックテストを受ける 通常の血液検査とは異なり、医師の診断室で30分ほどで行えます。医師が指に針を刺して血液を採取します。この検査は通常、さらなる検査が必要かどうかを確認するものです。陽性反応が出た場合は、通常の血液検査を行うように指示されるでしょう。[7]
- 血液検査でウイルスがいるか検査する 医師により血液サンプルが採取され、研究施設に送られます。研究施設ではいくつかの異なる検査を行い、血液内にウイルスが存在するか確認します。これらの検査には以下が含まれます。[8]
- 抗体検査、感染から3週間経つとすぐに行う、抗体を探す検査です。
- 複合検査、 HIV/エイズ(AIDS)から抗体と抗原を探す検査です。これらの検査では感染から2週間後すぐにウイルスを発見することができます。
- ウエスタンブロット法は、2回目の血液検査で行うもので、1回目の血液検査の結果が正しいものか再確認します。
- 検査結果が陽性だった場合、定期的な血液検査でHIVの経過を観察する これらの血液検査(ウイルス量とCD4検査として知られる)は、血中にどれだけのウイルスが存在するかを測る検査です。血中にウイルスが多いほどCD4リンパ球数は減少し、免疫反応に影響します。これにより、HIVがエイズ(AIDS)を発症したかを観察しやすくなります。AIDS.[9]
- 抗レトロウイルス療法を行っていない場合、3〜4ヶ月ごと、抗レトロウイルス療法を行っている場合は3〜6ヶ月ごとに行いましょう。詳細は医師に相談しましょう。
- 最初のHIVI感染からエイズ(AIDS)を発症するまで最長10年かかることがあります。新たな療法の開発により、この期間はさらに長くなるかもしれません。
- 検査結果が陰性だった場合は3ヶ月後に再検査を受ける HIVの抗体が検査に現れるまでには、最大3ヶ月かかります。感染の可能性が高いのにも関わらず1回目の検査が陰性だった場合、念のため3ヶ月後に再検査を受けましょう。[10]
- 例えば、最近避妊せずに性交渉を行ったり、あるいは元交際相手がHIV感染していたことを認めたといった場合、3ヶ月後に再検査を受けましょう。
- HIV検査キットをオンラインで購入する 日本でも検査キットが販売されていますが、正式に厚生労働省の認可が下りているものはありません。検査キットにはランセット、アルコールパット、絆創膏、血液採取カードが含まれています。[11]
- 検査を始める前に同封されている説明書を読みましょう。
- 血液を採取したら検査機関に郵送する 血液を採取できたら検査機関に郵送し、結果が返送されてくるのを待ちましょう。
- 不安な場合は保健所や医療相談所に相談しましょう。
- 手を洗う 温かいお湯を使用して細菌を殺し、血液循環を促しましょう。手を乾かしたら、採血する方の手首から指先までマッサージしましょう。採血する指を決めたらアルコールパットで拭きます。[12]
- 指から採血する ランセットを指の平らな箇所に置き、カチッと音がするまで指で押し下げます。血液の滴ができるまで待ち、カードの円のところに血液を付着します。円の部分が満たされるまで血液が重ならないように付着させましょう。[13]
- 血液の滴ができない場合は、手を下の方に向け手首から指先までマッサージしながら、滴ができるのを待ちましょう。
- 血液を採取した指に絆創膏を貼りましょう。
- 必ず血液は重ねて付着させず、横に付着させるようにしましょう。
- 検査結果を受け取る 約14日ほどで自宅に検査結果が郵送されます。検査結果はプライバシーが保護された状態で届くため、ご家族に知られる心配はありません。
- 検査で陽性が出た場合はすぐに病院に行きましょう。
- オンラインでOraQuick In-Home HIV Testを購入する こちらの自宅用HIV検査キットは米国厚生労働省(FDA)が承認しているもので、唾液のみで検査することができる唯一の自宅用検査キットです(日本では未承認。オンラインショップで入手可能)。この検査キットには、プラスチック製のテストスティック、液体が入ったテストチューブ、説明が書かれた小冊子が入っています。[14]
- テストスティックで唾液を採取する 上の歯茎と下の歯茎を1回ずつ円を描くようにして唾液を採取します。必ず歯茎全体から採取するようにしましょう。テストスティックで唾液を採取するのは上下の歯茎共に1回のみにしましょう。[15]
- テストスティックをチューブに入れる 慎重にテストチューブを開封します。液体が少しでもこぼれてしまった場合は廃棄し、新しいものを購入しましょう。テストスティックの歯茎に当てた部分が液体に浸るようにし、検査結果ウィンドウがチューブの外で表向きになるようにしましょう。[16]
- 20分間待つ 最初に検査結果ウィンドウがピンク色に変わりますが、これは検査が正常に行われていることを示しています。20分後、検査結果ウィンドウの線を小冊子の結果一覧の線と比較しましょう。40分以上待つと期限が切れ結果が確認できなくなることがありますので気をつけましょう。[17]
- Cの横に線が1本のみの場合は陰性なので、病院に行く必要はありません。
- Cの横とTの横に1本ずつ、計2本の線がある場合は陽性反応が出ているため、病院でさらなる検査を受けましょう。
- 線が1本もない場合は、検査が正常に行われなかったということです。
- 検査結果が陽性だった場合は病院に行く 病院では検査結果が正しいものか確認するために血液検査が行われるでしょう。さらに、HIVに感染しているのか、エイズ(AIDS)を発症しているのかわかる場合もあります。[18]
ポイント
- 抗レトロウイルス療法(ART)はHIVがエイズ(AIDS)を発症しにくくする効果があります。検査でエイズ(AIDS)ではなくHIV陽性と出た場合、できるだけ早く医師に処方してもらいましょう。
- 稀に、検査結果の間違いが起きます。医師が最初の検査が正確なものだったか確かめるために再度検査をしてくれるでしょう。
注意事項
- HIVに感染すると危険性の高まる性感染症をしっかり検査しましょう。
- 避妊具を使用しない性交渉や、危険性の高い性交渉は行わないようにしましょう。
- HIVの症状が全く出ない人もいます。
- ウイルスが感染する可能性があるため、汚染された針は使用しないようにしましょう。
出典
- ↑ https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hiv-aids/basics/symptoms/con-20013732
- ↑ https://www.hopkinsmedicine.org/healthlibrary/conditions/infectious_diseases/hivaids_and_skin_conditions_134,100
- ↑ https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hiv-aids/basics/symptoms/con-20013732
- ↑ https://aidsinfo.nih.gov/understanding-hiv-aids/fact-sheets/19/47/hiv-testing
- ↑ https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hiv-aids/basics/preparing-for-your-appointment/con-20013732
- ↑ https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hiv-aids/basics/tests-diagnosis/con-20013732
- ↑ https://www.cdc.gov/hiv/basics/testing.html
- ↑ https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hiv-aids/basics/tests-diagnosis/con-20013732
- ↑ https://www.ucsfhealth.org/conditions/aids/diagnosis.html
- ↑ https://www.ucsfhealth.org/conditions/aids/diagnosis.html
- ↑ https://aidsinfo.nih.gov/understanding-hiv-aids/fact-sheets/19/47/hiv-testing
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=rIojDP8b8uw&feature=youtu.be&t=58
- ↑ https://youtu.be/rIojDP8b8uw?t=94
- ↑ https://aidsinfo.nih.gov/understanding-hiv-aids/fact-sheets/19/47/hiv-testing
- ↑ http://www.oraquick.com/taking-the-test/how-to-video
- ↑ http://www.oraquick.com/taking-the-test/how-to-video
- ↑ http://www.oraquick.com/taking-the-test/how-to-video
- ↑ https://aidsinfo.nih.gov/understanding-hiv-aids/fact-sheets/19/47/hiv-testing