お見合いをする方法

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日本ではかつてはお見合い結婚が一般的で、多くの男女が、両親が決めた相手や上司が紹介してくれた相手と結婚していましたが、現在はお見合い結婚をしている男女はかなり少なくなっています。戦後から恋愛結婚の割合が徐々に増えていき、国立社会保障・人口問題研究所のデータによると1965年を境に恋愛結婚とお見合い結婚の割合が逆転し、2015年時点で恋愛結婚は全体の87.7%。お見合いは全体の5.5%です。[1] 数少なくなったお見合い結婚ですが、一方で最初から結婚を目指して進むため離婚率が低いというメリットもあります。現代においてお見合い結婚をする方法は、結婚相談所に頼るのが一般的です。

パート 1
パート 1 の 3:

結婚相談所にセッティングしてもらう

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    結婚相談所に登録する 昔こそ両親や親戚、会社の上司が適齢期を迎えた男女にお見合い相手を探してくれましたが、現在はそういう慣習はほぼなくなっています。そのため、お見合い結婚をしたい人は結婚相談所に登録をしましょう。両家の両親や仲人の同席はなく、現代のお見合いは当人同士で、結婚相談所を介して進めます。結婚相談所に登録すると専任のカウンセラーが相手を探してくれますので、まずは相談所に行ってプロフィールを登録しましょう。
    • ほとんどの結婚相談所では自分のプロフィールの正しさを証明するために、住民票や写真付き身分証明書、資格・学歴の証明書、独身証明書などが必要です。[2]
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    お見合い用の写真を撮る 結婚相談所に登録したら、カウンセラーのアドバイスを受けながらお見合い相手の候補者たちに見せるための写真を撮影しましょう。写真スタジオでも家族や友人に撮ってもらってもかまいません。女性は昔は着物や振袖姿の写真が一般的でしたが、現在はワンピースが好まれています。男性はスーツ姿で撮影しましょう。[3] 映りが良い写真を用意すればするほど、相手に与える印象は上がり、マッチング率が高まります。
    • 女性は特に最高の1枚を作りましょう。ほとんどの男性が女性を選ぶ上で一番重視する点は実際問題、「見た目の美しさ」です。[4]
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    条件に合う人を探す プロフィールを登録し、写真が用意できたら、カウンセラーに自分の提示した条件に合うお見合い相手の候補者を探してもらいましょう。年収はいくらか、学歴はどれほどか、年齢はいくつくらいか、そのほか価値観、趣味などからカウンセラーが候補者をピックアップし、紹介してくれます。結婚相談所によっては婚活パーティーをまず行って、その中でカップリングした2人に個別でお見合いをしてもらう、という方法をとっているところもあります。[5]
    • お見合い相手をコンピューターによって割り出してくれる「データマッチ型」を取っている結婚相談所もあります。
    • 専任カウンセラーが相手を探してくれる「仲人型」の結婚相談所は、人柄などカウンセラーしか知り得ないプロフィール以外の点も考慮して選定してくれますが、料金は高めとなります。[6]
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    お見合いを申し込む 「会ってみたい」と思える人がいたら、その相手にお見合いを申し込みましょう。相手もお見合いを了承してくれれば成立となります。この時点で相手と直接やり取りすることはまだできません。専任カウンセラーが自分と相手との間に立って、調整やセッティングを行ってくれます。[7]
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    日時・場所を決める お見合いが成立すると、カウンセラーが自分と相手のスケジュールを確認してお見合いの日時や場所を決めてくれます。この作業も当人同士で行うことはありません。日時と場所が決まったら、カウンセラーから当人たちに当日の集合場所と時間を連絡が行きます。
    • 現在のお見合いはホテルのラウンジで行うカジュアルなものが一般的です。昔のように日本料亭や高級ホテルでの会食はあまり行われません。[8]
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パート 2
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実際にお見合いをする

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    男性はセットアップを着て堅実な印象を演出する 実際にお見合いの日程が決まったら、男性は当日のファッションを決めましょう。男性の場合は、清潔感があり堅実な印象を女性に伝えられるシンプルなセットアップを選びます。重たく暗い印象を与えないよう、ネイビーやベージュのセットアップにシャツのコーデで、ややフォーマルよりでありつつもカジュアル感を崩さない、爽やかで真面目な印象を作りましょう。お金に余裕があれば、お見合い用に1着オーダーメイドしましょう。[9]
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    女性は膝丈のスカートを履く 女性の場合は男性のスーツのように全身で決まったものがあるわけではありませんが、女性らしさを引き立てるスカートを履きましょう。丈は膝丈まであるものにしましょう。[10] 迷ったときはカジュアル感のあるワンピースにすると無難です。ただし、ブラックやレッドなどはっきりしたカラーのものではなく、ナチュラルな雰囲気の出るベージュやスカイブルーなど淡目のカラーのものにしましょう。[11] カジュアルすぎるものも避けましょう。
    • ミニスカートなど露出の多い服は、男性好みに見えて、真剣に結婚相手を探している男性にとっては逆に警戒される原因となるので避けましょう。[12]
    • パンツスタイルは、女性らしさが出づらくなります。
    • 家着に見えかねないデニムも避けましょう。
    • ヒールやアクセサリー、髪型もシンプルにまとめましょう。アクセサリーは首元と耳にさりげないものをつける程度に留めます。[13]
    • ワンピース以外にもブラウス+スカートのスタイルも定番です。
    • トップスはレース付きなど華やかなものにしましょう。ただしそれが主張しすぎない、あくまで自分を引き立ててくれるものを選びます。[14]
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    お見合いをする お見合いは当人同士によって行われます。カウンセラーが付き添うことはありませんので、指定された日時に指定された場所に向かい、相手の方とお見合いをしましょう。ホテルのラウンジや結婚相談所内で行われることが一般的です。[15] 待ち合わせ場所で相手と会ったら、まずは笑顔で挨拶を交わします。指定されたお店に移動したら、マナーを守り、相手を気遣いながら会話を楽しみましょう。
    • 趣味や休日の過ごし方など、自分から積極的に質問をして会話を楽しみましょう。相手の話を聞いてあげる姿勢も持ちましょう。[16]
    • 男性は、お店まで移動するときは女性をエスコートすることを忘れないようにしましょう。 [17]
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    1時間〜1時間半で切り上げる 結婚相談所がプロデュースするお見合いは、大体1時間〜1時間半に設定されています。会話が盛り上がっていたとしても時間はきっちり守りましょう。時間を守ることで相手に「話し足りない、もっとあの人と話したい」と思わせることもできます。[18]
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パート 3
パート 3 の 3:

お断りするか、交際し結婚へ向かう

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    結婚相談所に結果を報告し交際したいか断るか決める 1回お見合いが終わったら、結婚相談所に必ず話してみた印象はどうだったかを伝えましょう。そして断るか、それとも交際したいかを伝えます。お見合いした当人に直接意志を伝える必要はありません。お互いに交際OKだった場合は、連絡先を交換しデートをしていくことになります。
    • 連絡先を交換すると、一般的に男性からファーストコールがいきます。
    • 男性は、女性からOKをもらえたらその日のうちに連絡を入れましょう。女性は緊張しながら連絡を待っています。初対面の際のお礼も忘れないようにしましょう。 [19]
    • 断る場合は、相手に配慮しながらも正直にどこが自分と合わなかったかを相談所の人に伝えましょう。相手からすれば、次のお見合いのための貴重なフィードバックとなります。 [20]
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    3ヶ月間デートを重ねて結婚するかどうか決める 一般的に結婚相談所を介したお見合いでは、3ヶ月以内に結婚するかどうかの結論を出す必要があります。交際が成立したカップルは、この3ヶ月の間にデートを重ね、相手と価値観を共有し、自分の人生を任せるに足る相手かを見極めましょう。デートを重ねていく段階で「違う」と思ったら、その時点でお断りすることもできます。[21]
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    結婚が決まったら結婚相談所に成婚料を払う 結婚相談所によって条件は異なりますが、見事結婚までいった場合は、自分と相手を引き合わせてくれた結婚相談所に報告をして成婚料を支払います。結婚相談所にとっては会員が結婚までいってくれたことは実績になるだけでなく、運営費として貴重な収入になります。成婚料の金額は5〜20万円の間が相場となっています。男性か女性かで支払う額が違う結婚相談所もあります。
    • 成婚料がない結婚相談所もありますが、その代わり月額会費が高くなる傾向にあります。[22]
    • 結婚相談所によっては、2人での旅行、両家挨拶、婚前交渉、同棲をした時点で成婚料が発生することもあります。[23]
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ポイント

  • 恋愛結婚の離婚率は40%に達している一方、お見合い結婚の離婚率はわずか10%と言われています。[24]
  • 結婚するまでのお見合いの回数の目安は8回前後です。2〜3回うまくいかなくても、次に良い出逢いが待っているかもしれませんので、めげずにチャレンジしましょう。[25]
  • お見合い結婚のメリットの1つに、出逢いから結婚までの期間が短いことが挙げられます。[26]
  • 近年では「お見合いサイト」というマッチングアプリより真剣に結婚を考えている男女向けのサービスも出てきています。
  • 昔のスタンダードだった両親や親戚、会社の人間など仲介者からの紹介形式のお見合いがなくなったわけではありませんが、この形態のお見合いは仲介者の顔を立てるために相手に対して断りにくいというデメリットがあります。 [27]
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注意事項

  • 多くの女性は20代中ごろから結婚を意識しますが、男性は20代後半以降に結婚を考える人も多く、結婚相談所に登録をしている男性は30代を迎えて焦りがある人が多いため、若い男性は少ない傾向にあります。
  • 見た目が良い女性、収入が高い男性にはやはり人気が集中します。人気な人ばかりを狙ってもそれだけ断られる可能性が高く、そうなると何度お見合いをしても結婚までたどり着くことはできません。男女ともに見た目、収入、相手の年齢などの条件を広げましょう。
  • 結婚生活が長続きするかどうかは、見た目や収入よりもお互いの性格が合っているかどうかが重要です。外見は誰でも歳を取れば衰えます。収入も永続的なものではない可能性があります。外見やお金などのわかりやすい要素よりも相手の内面を重視しましょう。
  • 3ヶ月で結婚にたどり着くのが平均だからと言って、相手がゆっくり進むことを望んでいる場合、焦って事を先に進めようとすると引かれてしまう可能性もあります。お見合いだからと言って焦らず、相手と互いに歩調を合わせて関係を築いていきましょう。
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このHow.com.vn記事について

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カテゴリ: 結婚式
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