Windowsに管理者権限なしでソフトウェアをインストールする方法

ゲームやソーシャルメディアアプリ、Steamなどのソフトウェアをパソコンにインストールしたいのに、管理者権限がなくてインストールできないことはありませんか？ノートパソコンやデスクトップパソコンが管理者によって管理されており、自分が管理者でない場合、Microsoft Storeから入手しない限り、ソフトウェアをインストールしたり変更したりすることはほとんどできません。ただし、簡単なバッチファイルを作成することで、インストールできない多くのソフトウェアを管理者権限なしでインストールできる簡単な方法があります。この記事では、Windowsに管理者権限なしでソフトウェアをインストールする方法を紹介します。ただし、この方法は一部のソフトウェアにしか使用できないので注意しましょう。

知っておくべきこと

インストールしたいソフトウェアによっては、インストーラーを実行するバッチファイルを作成することでインストールできる場合があります。
Microsoft Storeアプリからは、管理者権限なしで多くのソフトウェアをインストールできます。
管理者権限がないとインストールできないソフトウェアもあります。

方法 1

方法 1 の 2:

バッチファイルを使用する

PDF形式でダウンロード

1
インストールしたいソフトウェアをダウンロードする　Windows 10またはWindows 11にインストールしたいソフトウェアのウェブサイトにアクセスし、インストーラーをPCにダウンロードします。
- この方法は、Steamなどのさまざまなソフトウェアに使用できますが、すべてのソフトウェアに使用できるわけではありません。
- 管理者がバッチファイルの実行を許可していない場合、この方法は使用できません。学校のパソコンでは管理者がバッチファイルの実行を許可していない場合がありますが、職場や自宅のパソコンであれば、通常は問題ありません。
インストーラーがZIPファイルに含まれている場合は、ファイルを「ドキュメント」フォルダーに移動すれば、そのファイルを解凍できます。
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インストーラーとその他の関連ファイル用の新しいフォルダーを作成する　この新しいフォルダーは、「ドキュメント」フォルダーに作成します。「ドキュメント」フォルダーに新しいフォルダーを作成するには、以下の操作を行います。
- 「ドキュメント」フォルダーを開きます。
- 新しいフォルダーをクリックするか（Windows10）、＋新規作成→フォルダーの順にクリックします（Windows 11）。
- フォルダに好きな名前を付け、Enterキーを押します。
インストーラーを新しいフォルダーにドラッグするか、コピーして貼り付けます。
これを行うには、新しいフォルダーの何もないところを右クリックし、新規作成→テキストドキュメントの順にクリックします。
インストールには影響しません。
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テキストドキュメントを開いたら、以下のコマンドをテキストドキュメントに入力する　これで、管理者権限なしでソフトウェアをインストールできるバッチファイルが作成されます。
- 最初の行にset __COMPAT_LAYER=RunAsInvokerと入力します。COMPATの前には2つのアンダースコア（__）があります。次に、Enterキーを押して改行します。
- 新しい行にstart ［ファイル拡張子を含むインストーラーの正確な名前］を入力または貼り付けます（例：start Firefox Installer.exe）。ファイル名が新しいフォルダーに表示されているものと同じであることを確認しましょう。
- インストーラー名の末尾にファイル拡張子がない場合は、その部分をバッチファイルから省略してもかまいません。
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ファイルをBAT形式で保存する　ファイルメニューをクリックし、名前を付けて保存を選択します。次に、以下の操作を行います。
- 下部のドロップダウンメニューで、ファイルのエンコーディングをANSIに設定します。
- 「名前を付けて保存」メニューからすべてのファイルを選択します。
- 「.bat」で終わるファイル名を入力します（例：installer.bat）。
- 保存をクリックしてファイルを保存します。
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バッチファイルをダブルクリックしてソフトウェアをインストールする　作成したファイル（.batで終わるファイル）をダブルクリックするだけで、インストーラーが起動します。この回避策がインストールしたいソフトウェアに有効であれば、管理者権限がなくてもインストーラが起動し、インストール手順を案内されます。
- 管理者パスワードの入力を求められた場合は、管理者がバッチファイルの実行を許可していないということです。
- ソフトウェアをインストールするフォルダーの選択を求められたら、必ずドキュメントフォルダーに作成した新しいフォルダーを選択しましょう。別のフォルダーを選択すると、インストールが失敗します。
- 「Windowsは、（ソフトウェアの名前）を見つけることができません」というメッセージが表示された場合は、名前が正しく入力されていることを確認し、もう一度試してみましょう。
- 画面の指示に従ってソフトウェアをインストールします。
- エラーが表示された場合、この方法は使用できません。
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方法 2

方法 2 の 2:

Microsoft Storeを使用する

PDF形式でダウンロード

1
Windows PCでMicrosoft Storeを開く　スタートメニューにMicrosoft Storeアイコンがあるはずです。見当たらない場合は、Windowsの検索ボックスでストアと検索し、検索結果でMicrosoft Storeをクリックしましょう。
- Microsoft Storeを使用すると、管理者権限なしでさまざまなソフトウェアをインストールできます。
- すべてのソフトウェアがMicrosoft Storeで入手できるわけではありません。
2
ダウンロードしたいソフトウェアを検索する　ソフトウェアまたはゲームの名前を上部の検索バーに入力し、Enterキーを押します。
- お探しのソフトウェアが見つからない場合は、Microsoft Storeをカテゴリー別に閲覧して、類似のソフトウェアを探すこともできます。
3
ソフトウェアを選択し、入手をクリックする　すでにMicrosoftアカウントでサインインしている場合は、ソフトウェアまたはゲームのダウンロードが開始されます。サインインしていない場合は、Microsoftアカウントでサインインしてダウンロードを開始する必要があります。^{[1]X信頼性の高い出典文献Microsoft Support出典を見る}
- ソフトウェアがインストールされると、Windowsのスタートメニューに表示されます。
- ソフトウェアをインストールするために管理者としてログインする必要はありません。
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ポイント

自分が管理者であり、自分の承認なしにユーザーがソフトウェアをインストールできるようにしたい場合は、ユーザーにパソコンの管理者権限を与える必要があります。Azure ADを使用している場合は、net localgroup administrators /add "AzureAD\UserUpn"（ユーザーをAzureで作成した場合）またはnet localgroup administrators /add "Contoso\username"（ユーザーをADから同期した場合）というコマンドを使用できます。^{[2]X出典文献}
使用したいソフトウェアの「ポータブル」版が提供されていれば、ファイルをダウンロードして、インストールすることなく実行できます。例えば、LibreOfficeのポータブル版はhttps://ja.libreoffice.org/download/portable-versions、GIMPのポータブル版はhttps://gimp-portable.com（英語のみ）から入手できます。