C-47 スカイトレイン

飛行するC-47 (1943年撮影) 情報秘匿のため尾翼番号が消されている。

飛行するC-47 (1943年撮影)
情報秘匿のため尾翼番号が消されている。

C-47 スカイトレインDouglas C-47 Skytrain )は、ダグラス・エアクラフト社が開発した輸送機である。愛称はスカイトレイン(Skytrain)。

DC-3の軍用輸送機型であり、第二次世界大戦で傑出した働きをみせた。ノルマンディー上陸作戦などの大規模な空挺作戦において空挺部隊輸送の中核を担った他、物資輸送に多用され、アメリカ陸軍航空隊の他にもアメリカ海軍イギリス空軍などが使用した。

概要 編集

DC-3は1936年にアメリカン航空に就役して以来、アメリカ合衆国を始めヨーロッパ南アメリカなどの航空会社に就役していた。第二次世界大戦の勃発後、アメリカ陸軍は航空会社からDC-3を徴用して使用していたが、軍用として1940年9月16日にC-47を147機発注した。1号機は太平洋戦争開始直後の1941年12月23日に引き渡された。兵員輸送型のC-53 スカイトルーパー(Skytrooper)など、派生型も数多く存在し、各タイプの総生産機数は10,000機以上にのぼる。

C-47は、DC-3の乗降扉に代わって貨物扉を取り付け、床面も強化された。折り畳み式の座席を装備し、武装兵28名か、最大で2,722kgの物資を搭載できた。14床の寝台と看護兵3名を収容して患者輸送機として運用することも可能で、貨物輸送機としてジープ1台とM3 37mm砲1門を搭載することもできた。

アメリカ陸軍航空隊の他アメリカ海軍にもR4Dの名称で採用され、イギリス空軍に供与された機体はダコタ(Dakota)の名で運用された。その信頼性の高さから戦後も長く運用され、1960年代に入ってもまだ多数が現役にあった。また、余剰機の多くが敵国であった日本ドイツを含む海外の軍に供給された。ベトナム戦争ではC-47にGAU-2B/Aを搭載したAC-47がガンシップとしてベトコン掃討に従事した他、冷戦下で起きた多くの内戦や地域戦争にも従事した。欧米では1970年代頃に概ね姿を消したが、一部の途上国では現在でも運用され続けており、南アフリカ海軍では対潜哨戒機として本機を用いている[1]

アメリカ軍欧州戦域総司令官を務めたドワイト・D・アイゼンハワーは、“第二次世界大戦を勝利に導いた兵器”として、「原子爆弾」「バズーカ(2.36インチ対戦車ロケット弾発射筒)」「ジープ(ウィリスMB/フォードGPW小型四輪駆動車)」、そしてこのC-47輸送機を挙げている[2][3]

派生型 編集

C-47A
C-47
最初の量産型。
C-47A
電気系統を強化。
C-47B
インド・中国間のヒマラヤ山脈越え輸送作戦「ハンプ超え」用に開発。スーパーチャージャーを搭載したR-1830-90Cエンジンを搭載。しかし、ある程度の成功しか収められず、多くがC-47Dに改修された。
XC-47C
水陸両用のフロートを装備した試験機。
C-47D
スーパーチャージャーを取り外したC-47B。
C-47E
R-2000-4エンジンを搭載し航空路点検機に改修された機体。
C-47L/M
ベトナム戦争で特殊な電子機器を搭載したC-47H/J(後述)に付けられた名称。
C-47T
ターボプロップエンジンへの換装を行った機体。
C-47TP ターボ・ダコタ
C-47TP ターボ・ダコタ(Turbo Dakota)
南アフリカ空軍において、プロフェッショナル・エヴィエーション社によるターボプロップ化が行われた機体の名称。
AC-47D
ガンシップ型。
なお、ガンシップ型が登場する前は航空路点検機型の名称として使われていたが、こちらはEC-47Dに改称されている。
EC-47N/P/Q
ベトナム戦争において電子偵察用装備が取り付けられたC-47A/D。EC-47QはR-2000-4エンジンを搭載。
RC-47A/D
写真/電子偵察機型。
SC-47A/D
救難機型。後にHC-47A/Dに改称。
TC-47B/D
航法練習機型。
VC-47A/B/D
VIP輸送機型。
C-53D スカイトルーパー
C-53 スカイトルーパー
兵員輸送に特化したC-47。座席が固定式になり、貨物輸送用の装備が省かれている。
XC-53A スカイトルーパー
全翼幅のスロッテッドフラップと熱風による除氷装置を備えた試験機。
C-53B スカイトルーパー
北極での活動用に改修されたC-53。
C-53D スカイトルーパー
座席をC-47と同様にしたC-53。
C-117A
C-47Bの幕僚輸送機型。DC-3と同様の座席とキャビンを装備。
C-117B
スーパーチャージャーを取り外したC-117A。
C-117C
VC-47をC-117B仕様に改修した機体。後にVC-117A/Bに改称。
XCG-17
XCG-17
エンジンを取り外し兵員輸送グライダーとした機体。驚異的な滑空性能を見せたものの、1944年に試験が完了した時点でアメリカ陸軍がグライダーの必要性は限られていると判断したため量産されなかった。
R4D-1
アメリカ海軍/海兵隊向けのC-47。
R4D-3
アメリカ海軍に移管されたC-53。
R4D-5
アメリカ海軍に移管されたC-47A。後にC-47Hに改称。
R4D-6
アメリカ海軍に移管されたC-47B。後にC-47Jに改称。
R4D-7
アメリカ海軍に移管されたTC-47B。後にTC-47Kに改称。
R4D-8(C-117D)
R4D-8
再生したR4D-5/6をDC-3S(別名スーパーDC-3)相当に改修した機体。後にC-117Dに改称。
R4D-5L/6L
R4D-5/6の南極観測支援機型。後にLC-47H/Jに改称。
R4D-5Q/6Q
R4D-5/6の電子戦訓練型。後にEC-47H/Jに改称。
R4D-5R/6R
R4D-5/6の人員輸送型。後にTC-47H/Jに改称。
R4D-5S/6S
R4D-5/6のASW訓練型。後にSC-47H/Jに改称。
R4D-5Z/6Z
R4D-5/6のVIP輸送機型。後にVC-47H/Jに改称。
R4D-8L
R4D-8の南極観測支援機型。後にLC-117Dに改称。
R4D-8T
R4D-8の練習機型。後にTC-117Dに改称。
R4D-8Z
R4D-8の幕僚輸送機型。後にVC-117Dに改称。
ダコタ Mk.IV
ダコタ Mk.I
イギリス向けのC-47。
ダコタ Mk.II
イギリス向けのC-53。
ダコタ Mk.III
イギリス向けのC-47A。
ダコタ Mk.IV
イギリス向けのC-47B。

採用国 編集

日本での生産・運用 編集

鹿屋航空基地史料館に屋外展示されている自衛隊で唯一現存するR4D-6Q 9023号機「まなづる」

日本では、戦前に日本海軍三井物産にDC-3のライセンスを取得させた上で、実際の生産は1937年(昭和12年)に設立された昭和飛行機工業によって行われた。エンジンは三菱の「金星」に変更され、日本海軍から零式輸送機(L2D2)として、1940年(昭和15年)に制式採用された。また零式輸送機は、エンジン換装によりカタログデータ上ではC-47を一部上回っていた。この零式輸送機について「DC-3(C-47)のデッドコピー」という説も流布しているが、実際には上記の通り正式なライセンス生産に出自を発している。大東亜戦争中期からは中島飛行機も一時生産を行った。昭和飛行機と中島飛行機によって、1945年(昭和20年)までに合計486機が製造された。

戦後は、海上自衛隊1958年11月から12月にかけて旧アメリカ海軍のR4D-6を3機(内1機は厳密に言えばR4D-7だったのだが、R4D-6と事実上違いがないためR4D-6と呼んでいた)、R4D-6Qを1機供与され(愛称はいずれも「まなづる」)、1971年YS-11に代替されるまで海上自衛隊唯一の輸送機として運用した。しかし当然ながら機数不足であったため、P2V-7UF-2なども人員輸送や連絡飛行に使用しなければならなかった。

退役後R4D-6Qは展示機となったが、R4D-6の内2機はアメリカに買い取られた後フィリピンに売却された[4]

諸元 編集

三面図
機内

出典: Francillon, René J. McDonnell Douglas Aircraft Since 1920. London: Putnam & Company Ltd., 1979. ISBN 0-370-00050-1.

諸元

性能

  • 最大速度: 365 km/h (197 kn) (高度2,700m時)
  • 巡航速度: 274 km/h (148 kn)
  • フェリー飛行時航続距離: 5,795 km (3,129 nmi)
  • 航続距離: 2,575 km (1,390 nmi)
  • 実用上昇限度: 8,045 m (26,394 ft)
  • 上昇率: 318m/min


使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

現存する機体 編集

  • 汎用性の高い機種であったため、数多くの機体が現存する。以下の表は博物館公式サイトなどがあるものを主にまとめたものであり、全現存機を掲載しているわけではない。
  • 「/」のある製造番号は、製造途中ないし改修において製造番号が更新されたものを表す。左が当初のもので、右が新しく与えられたものである。
型名    番号      機体愛称  機体写真    所在地所有者公開状況状態備考
C-47-DL41-7723
4201
アメリカ アリゾナ州ピマ航空宇宙博物館[1]公開静態展示[2]
C-47-DL41-38630
4733
Duggy アメリカ ノースダコタ州ファーゴ航空博物館[3]公開飛行可能[4]
C-47-DL
DC-3A-360
Tp 79
42-5694
79001 (SAF)
9001
スウェーデン エステルイェータランド県スウェーデン空軍博物館[5]公開静態展示カタリナ事件で撃墜されたもの。[6]
C-47A-20-DL42-23518
9380
Old Number 30 アメリカ アリゾナ州アリゾナ記念空軍博物館[7]公開飛行可能[8][9]
C-47A-30-DL42-23668
9530
アメリカ カリフォルニア州ヤンクス航空博物館[10]公開静態展示[11]
C-47A-40-DL42-24064
9926
Placid Lassie アメリカ コネティカット州トゥニソン財団[12]公開飛行可能[13]
C-47A-50-DL
ダコタ Mk.III
42-24166
FL510 (RAF)
24166 (ALA)
10028
アメリカ フロリダ州エイヴォンパーク重職空港公開保管中日本に不時着したことがある機体。その際の出来事は映画「飛べ!ダコタ」のモデルとなった。
C-47A-60-DL
ダコタ Mk.III
42-24338
661 (RCAF)
KG661 (RCAF/RAE)
ZA947 (RAE)
10200
イギリス リンカーンシャー州バトル・オブ・ブリテン記念飛行小隊[14]公開飛行可能[15]
C-47A-1-DK42-92320
FZ572 (RAF)
6821 (SAAF)
6888 (SAAF)
12107
南アフリカ ハウテン州南アフリカ航空博物館[16][17]公開飛行可能[18]
C-47A-5-DK
CC-129
42-92419
FZ658 (RAF)
992 (RCAF)
12963 (CAF)
12217
カナダ オンタリオ州国立カナダ空軍博物館[19]公開静態展示[20]
C-47A-5-DK
ダコタ Mk.III
CC-129
42-92489
FZ692 (RAF/RCAF)
12945(CAF)
12295
カナダ オンタリオ州カナダ軍用機遺産博物館[21]公開飛行可能[22]
C-47A-15-DK42-92841
12686
Turf and Sport Special アメリカ デラウェア州航空機動軍団博物館[23]公開静態展示[24]
C-47A-15-DK42-92847
12693
That's All··· Brother アメリカ テキサス州記念空軍センテックス飛行隊[25]公開飛行可能[26][27]
C-47A-20-DK42-92990
12852
Okie Dokie アメリカ カリフォルニア州トラヴィス空軍基地遺産センター[28]公開静態展示[29]
C-47A-20-DK42-93067
963 (FACh)
12937
チリ 首都州国立航空宇宙博物館[30]公開静態展示961だったという説もある。[31]
C-47A-20-DK42-93096
DO-12 (FiAF)
12970
アメリカ ルイジアナ州国立第二次世界大戦博物館[32]公開静態展示[33]
C-47A-20-DK
R4D-5
C-47H
42-93127
17193 (USN)
13004
アメリカ サウスダコタ州サウスダコタ航空宇宙博物館[34]公開静態展示[35]
C-47A-20-DK42-93168
13050
アメリカ ミシガン州エア・ズー航空宇宙科学博物館[36]公開静態展示[37]
C-47A-25-DK42-93390
13296
チリ 首都州国立航空宇宙博物館公開静態展示[38]
C-47A-25-DK42-108960
13448
カナダ アルバータ州格納庫飛行博物館[39]公開静態展示[40]
C-47A-25-DK
Tp 79
42-93706
79007 (SAF)
13647
スウェーデン エステルイェータランド県スウェーデン空軍博物館公開静態展示[41]
C-47A-70-DL43-30652
13803
Whiskey 7 アメリカ ニューヨーク州国立軍用機博物館[42]公開飛行可能[43]
C-47A-30-DK43-48098
13914/25359
アメリカ ネブラスカ州戦略航空軍団・航空宇宙博物館[44]公開静態展示[45]
C-47A-65-DL42-100486
18949
Cheeky Charlie写真アメリカ ハワイ州真珠湾航空博物館[46]公開静態展示[47]旧塗装
C-47A-65-DL42-100591
2100591 (RNAF)
68-684 (RDAF)
K-684 (RDAF)
19054
Tico Belle アメリカ フロリダ州ヴァリアント航空軍団株式会社ウォーバード博物館[48]公開飛行可能[49][50]
C-47A-70-DL42-100731
MM61776 (AM)
19194
イタリア ローマ県空軍歴史博物館[51]公開静態展示[52]
C-47A-70-DL42-100825
19288
(The Argonia) フランス マンシュ県空挺博物館[53]公開静態展示C-47A-80-DL 43-15159号機「The Argonia」の塗装がされている。[54]
C-47A-75-DL42-100884
TS423 (RAF)
19347
アメリカ デラウェア州エーセス・ハイ・US株式会社
(Aces High US Inc.)
公開飛行可能旧塗装
C-47A-75-DL42-100931
19394
Flagship Orange Countyアメリカ カリフォルニア州リヨン航空博物館[55]公開静態展示[56]
C-47A-75-DL42-100997
19460
ドイツ ラインラント=プファルツ州ピーター・ユニォア航空機博物館[57]公開静態展示[58]
C-47A-80-DL43-15073
15073 (ALA)
71248 (YAF)
19539
The SNAFU Special フランス カルヴァドス県メルヴィル砲台博物館[59]公開静態展示[60][61]
C-47A-85-DL43-15509
T.3-29 (EdA)
19975
イギリス ケンブリッジシャー州ダックスフォード帝国戦争博物館[62]公開静態展示[63][64]
C-47A-85-DL43-15512
19978
アメリカ オレゴン州エヴァーグリーン航空宇宙博物館[65]公開静態展示[66]
C-47A-85-DL
VC-47A
43-15579
20045
The Grizzly アメリカ カリフォルニア州マーチフィールド航空博物館[67]公開静態展示[68]
C-47A-90-DL43-15652
315652 (RNAF)
68-688 (RNLAF)
K-688 (RNLAF)
20118
オランダ ユトレヒト州国立軍事博物館[69]公開静態展示T-443という塗装がされている。[70]
C-47A-90-DL43-15692
TC-20 (FAA)
20158
チリ 首都州国立航空宇宙博物館公開静態展示[71]
C-47A-90-DL43-15935
20401
アメリカ テキサス州キャヴァノー飛行博物館[72]非公開飛行可能[73]
C-47A-90-DL43-15977
20443
7th Heaven アメリカ カリフォルニア州キャッスル航空博物館[74]公開静態展示[75]
C-47A-90-DL43-16094
20560
アメリカ ノースダコタ州ダコタ・テリトリー航空博物館[76]公開静態展示[77]
C-47B-1-DL43-16357
K-16 (FAB)
20823
ベルギー ブリュッセル王立軍隊・軍事史博物館[78]公開静態展示[79]
C-47B-1-DK43-48459
14275/25720
アメリカ オハイオ州シャンペイン航空博物館[80]公開静態展示[81]
C-47B-1-DK43-48501
L2.32/11 (RTAF)
14317/25762
日本 静岡県株式会社川嶋公開静態展示映画「飛べ!ダコタ」に出演した機体。静岡県道319号線のはまゆう大橋北側、道路の西側にある広場に置かれている。
C-47B-5-DK43-48608
K-11 (FAB)
348608 (ALA)
018 (IASA)
14424/25869
Betsy's Biscuit Bomber アメリカ カリフォルニア州エストレラ・ウォーバーズ博物館[82]公開静態展示[83][84]
C-47B-5-DK43-48716
14532/25977
アメリカ ペンシルヴェニア州航空遺産株式会社[85]公開飛行可能[86]
C-47B-10-DK
AC-47
43-48991
KJ960 (RAF)
14807/26252
ギリシャ 中央アテネ県ギリシャ空軍博物館[87]公開静態展示[88]
C-47B-10-DK
R4D-6
C-47J
43-49147
50783 (USN)
14963/26408
Ready 4 Duty アメリカ テキサス州記念空軍ダラス・フォートワース飛行隊[89]公開飛行可能現在はR4D-6Sとして飛行している。[90]
C-47B-15-DK
C-47D
43-49270
15086/26531
アメリカ インディアナ州グリソム航空博物館[91]公開静態展示[92]
C-47B-15-DK43-49281
15097/26542
アメリカ ユタ州ヒル航空宇宙博物館[93]公開静態展示[94]
C-47B-15-DK
R4D-6R
C-47J
42-49322
50793 (USN)
15138/26583
アメリカ ミネソタ州ミネソタ空軍州兵博物館[95]公開静態展示[96]
C-47B-15-DK
R4D-6
C-47J
43-49442
50811 (USN)
15258/26703
アメリカ ジョージア州ミュージアム・オヴ・エイヴィーション公開静態展示[97]
C-47B-15-DK43-49443
15259/26704
チリ 首都州国立航空宇宙博物館公開静態展示[98]
C-47B-15-DK
C-47D
43-49507
15323/26768
アメリカ オハイオ州国立アメリカ空軍博物館[99]公開静態展示C-47A 43-15213号機の塗装がされている。[100]
C-47B-20-DK
ダコタ Mk.IV
43-49728
KK209 (RAF)
GA-117 (LW)
GR+117 (LW)
GR+107 (LW)
XA-111 (LW)
14-01 (LW)
15544/26989
ドイツ バイエルン州ドイツ博物館 シュライスハイム航空館[101]公開静態展示[102]
C-47B-25-DK44-76336
A65-72 (RAAF)
15920/32668
オーストラリア ヴィクトリア州ジェフリー・トゥラペット氏
(Jeffrey Trappett)
公開飛行可能
C-47B-25-DK44-76345
A65-78 (RAAF)
15929/32677
オーストラリア ヴィクトリア州オーストラリア空軍博物館[103]公開静態展示[104][105]
C-47B-25-DK
ダコタ Mk.IV
44-76384
KN353 (RAF)
XF747 (RAF)
15968/32716
イギリス ヨーク州ヨークシャー航空博物館[106]公開動態展示発動機を動かして走行することができるようである。[107]
C-47B-25-DK
ダコタ Mk.IV
RC-47
44-76423
KN381 (RAF)
16007/32755
What's Up Doc?アメリカ カリフォルニア州パームスプリングス航空博物館[108]公開飛行可能[109]
TC-47B-30-DK
C-47D
VC-47D
44-76582
16166/32914
(Kilroy Is Here) アメリカ カンザス州コンバット航空博物館[110]公開静態展示「Kilroy Is Here」の塗装がされている。[111]
C-47B-30-DK
ダコタ Mk.IV
44-76603
KN462 (RAF)
16187/32935
マルタ エタード市マルタ航空博物館[112]公開静態展示[113]
C-47B-30-DK
VC-47D
44-76671
16255/33003
アメリカ テキサス州アメリカ空軍航空兵遺産博物館[114]公開静態展示[115]
TC-47B-30-DK
C-47D
44-76716
16300/33048
Hairless Joe アメリカ ミシガン州ヤンキー航空博物館[116]公開飛行可能[117]
C-47B-30-DK
ダコタ Mk.IV
44-76717
KN512 (RAF)
476717 (USN)
006 (IASA)
16301/33049
Second Chanceアメリカ ニューヨーク州アメリカ航空戦力博物館[118]公開飛行可能[119]
TC-47B-30-DK
R4D-6Q?
44-76763
99824 (USN)
16347/33095
日本 鹿児島県海上自衛隊鹿屋航空基地史料館[120]公開静態展示R4D-7や7Qともされる。
C-47B-30-DK44-76764
A65-95
16348/33096
オーストラリア ニューサウスウェールズ州HARS航空博物館[121]公開飛行可能[122]
C-47B-30-DK44-76774
A65-94
16358/33106
オーストラリア ニューサウスウェールズ州HARS航空博物館公開飛行可能[123]
C-47B-30-DK44-76787
476787 (ALA)
16371/33119
オランダ ザウトホラント州解放の翼博物館公開静態展示42-100847号機の塗装がされている。輸送中に破損し、廃棄されたとの情報がある。[124]
C-47B-30-DK44-76791
476791 (USN)
034 (IASF)
16375/33123
Willa Deanアメリカ カリフォルニア州リヨン航空博物館公開静態展示[125]
C-47B-35-DK44-76888
KN586 (RAF)
7323 (YAF)
71214 (YAF)
16472/33220
セルビア ベオグラード航空博物館[126]公開静態展示[127]
C-47B-35-DK44-77003
KN645 (RAF)
16587/33335
イギリス シュロップシャー州イギリス空軍博物館コスフォード館[128]公開静態展示[129]
C-47B-35-DK
ダコタ Mk.IV
CC-129
44-77020
KN655 (RAF)
1000 (RCAF)
12965 (CAF)
16604/33352
フランス イル=エ=ヴィレーヌ県ノルマンディー・ダコタ協会[130]公開飛行可能[131]
C-47B-35-DK44-77128
A65-114 (RAAF)
16712/33460
オーストラリア サウスーオーストラリア州サウスオーストラリア航空博物館[132]公開静態展示[133]
C-47B-45-DK45-0928
16931/34189
アメリカ オハイオ州MAPS航空博物館[134]公開静態展示[135]
C-47B-45-DK45-0957
A65-124 (RAAF)
16960/34220
オーストラリア ウェスタンオーストラリア州航空遺産博物館[136]公開静態展示[137]
C-47B-45-DK45-0960
NZ3551 (RNZAF)
16963/34223
ニュージーランド カンタベリー地方ニュージーランド空軍博物館[138]公開静態展示[139]
DC-3-277
DC-50
DC-3-396
41-7698
4120
Tullana オーストラリア ヴィクトリア州オーストラリア国立航空博物館公開静態展示[140]
C-53-DO
XC-53A
42-6480
657 (FAC)
657A (FAC)
4932
The Duchess of Dakota アメリカ ノースダコタ州ダコタ・テリトリー航空博物館公開飛行可能テキサス飛行伝説博物館(Texas Flying Legends Museum)との共同所有機であったが、テキサス博物館が営業を終了したため単独所有となったようだ。[141]
DC-3A-453
C-53C
43-2022
4978
(Darlin' Dorien) オランダ ザウトホラント州解放の翼博物館[142]公開静態展示42-90321号機の塗装がされている。[143]
C-53D-DO
DC-3A
42-68795
11722
ドイツ ラインラント=プファルツ州シュパイアー技術博物館[144]公開静態展示[145]
C-53D-DO
DC-3A
42-68823
DO-9 (FAF)
11750
ノルウェー ヴィッケン県ダコタ・ノーウェイ[146]公開飛行可能[147]
C-53D-DO
DC-3A
42-68830
11757
D-Day Doll アメリカ カリフォルニア州記念空軍イングランド・エンパイア飛行隊[148]公開飛行可能[149]

登場作品 編集

映画 編集

アウトブレイク
アバンタイトルに登場。原因不明の感染症に汚染されたザイールの傭兵キャンプに、燃料気化爆弾を投下する。
遠すぎた橋
マーケット作戦用に大量動員され、アメリカ軍イギリス軍そして自由ポーランド軍空挺部隊が本機から次々と空挺降下する。
ザ・ナイト・マイ・ナンバー・ケイム・アップ
ハーディ中将が東京へ向かう機体としてダコタが登場。日本沿岸の海岸に墜落する。機内や飛行中のシーンには、実機が使われている。
飛べ!ダコタ
『ザ・ナイト・マイ・ナンバー・ケイム・アップ』と同じ事件を描いた日本映画。日本に墜落したイギリス空軍のダコタが登場する。撮影にはタイ王国空軍が2006年に廃棄したAC-47(c/n14317/25762)を使用している。

漫画 編集

放課後アサルト×ガールズ
イズナ軍輸送機として登場。空挺部隊輸送の他に、ウェイコCG-4Aグライダーの曳航機としても使われている。

ゲーム 編集

R.U.S.E.
アメリカイギリス輸送機として登場。
コール オブ デューティシリーズ
CoD
アメリカ軍の輸送機として登場し、第82空挺師団第101空挺師団空挺降下させる。
CoD3
米軍の輸送機として登場する。

出典 編集

  1. ^ 「南アフリカ海軍 サイモンズ湾で観艦式挙行!」『世界の艦船』第699集 2008年
  2. ^ March Field Air Museum>Douglas VC-47A Skytrain DC-3 - ウェイバックマシン(2008年12月3日アーカイブ分)※2022年3月10日(UTC)閲覧
  3. ^ GlobalSecurity.org>C-47 Skytrain ※2022年3月10日(UTC)閲覧
  4. ^ 航空ファン イラストレイテッド 1999 AUTUMN No.108 『自衛隊航空機オールカタログ』 文林堂 1999年

関連項目 編集