(500)日のサマー

500日のサマー』((500)日のサマー、ごひゃくにちのサマー、(500) Days of Summer)は、2009年アメリカ映画

(500)日のサマー
(500) Days of Summer
監督マーク・ウェブ
脚本スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
製作マーク・ウォーターズ
ジェエシカ・タッキンスキー
メイソン・ノヴィック
スティーヴン・J・ウルフ
ナレーターリチャード・マクゴナガル
出演者ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ズーイー・デシャネル
音楽マイケル・ダナ
ロブ・シモンセン
撮影エリック・スティールバーグ
編集アラン・エドワード・ベル
配給アメリカ合衆国の旗 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
日本の旗 20世紀フォックス
公開アメリカ合衆国の旗 2009年1月17日SFF
アメリカ合衆国の旗 2009年8月7日
日本の旗 2010年1月9日
上映時間96分
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$7,500,000[1]
興行収入$58,558,618[1]
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概要 編集

ミュージックビデオを多く手掛けてきたマーク・ウェブの長編デビュー作である。本作は、脚本のスコット・ノイスタッターロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの実際のロマンスに基づいて作られている。2009年サンダンス映画祭で上映された。

作中ではイングマール・ベルイマンの『第七の封印』のパロディシーンなどが見られる。

ストーリー 編集

LAで、グリーティングカード会社で働いているトムは、地味で冴えない毎日を送る青年。ロマンティックな出会いを期待するも、大学で建築を学んでいた彼にはグリーティングカード会社での仕事はつまらなくて、職場にはおばさんばかり。

そんな彼はある日、秘書として職場にやってきたサマーに一目惚れしてしまう。出会いから4日目、トムが偶然サマーと同じエレベーターに乗り合わせたとき、ふいにサマーは「わたしもザ・スミスが好き」と声をかける。そしてそこから二人の交流が始まる。ストーリーはトムの空想と、サマーとの実際の関係を絡めてどんどん進んでいく。

会社のパーティーの帰りがけに、トムはサマーに好意を寄せていることを告白するのだが、サマーは「友達になりましょう」と言うだけであった。34日目、イケアで新婚夫婦ごっこをしたり、ランチピクニックをしたりと徐々に親密になっていく二人だが、期待するトムに対してサマーに「真剣に付き合う気はないの」と言われてしまう。そしてトムは、不本意ながらも「気軽な関係でいいよ」と妥協してしまう。

そして109日目、サマーの部屋に招き入れられたトムは、サマーとの関係が一気に進展したと感じるのだが……。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替

日本語版

サウンドトラック 編集

(500) Days of Summer
複数のアーティストサウンドトラック
リリース
ジャンルインディー・ロック
オルタナティブ・ロック
フォークソング
時間
レーベル20th Century
専門評論家によるレビュー
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2009年7月14日にサウンドトラックが発売された。アメリカ合衆国のBillboard 200では最高で42位だった[4]

  1. "A Story of Boy Meets Girl" – マイケル・ダナロブ・シモンセン
  2. "Us" – レジーナ・スペクター
  3. "There Is a Light That Never Goes Out" – ザ・スミス
  4. "Bad Kids" – ブラック・リップス
  5. "Please, Please, Please Let Me Get What I Want" – ザ・スミス
  6. "There Goes the Fear" – ダヴズ
  7. "You Make My Dreams" – ダリル・ホール&ジョン・オーツ
  8. "Sweet Disposition" – ザ・テンパー・トラップ
  9. "Quelqu'un m'a dit" – カーラ・ブルーニ
  10. "Mushaboom" – ファイスト
  11. "Hero" – レジーナ・スペクター
  12. "Bookends" – サイモン&ガーファンクル
  13. "Vagabond" – ウルフマザー
  14. "She's Got You High" – マムラ
  15. "Here Comes Your Man" – ミーガン・スミス
  16. "Please, Please, Please Let Me Get What I Want" – シー&ヒム

追加トラック

  1. "Here Comes Your Man" – ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
  2. "シュガー・タウンは恋の町 (Sugar Town)" – ズーイー・デシャネル
  3. "At Last" – ケヴィン・マイケル
  4. "The Infinite Pet" – スプーン

評価 編集

ロッテントマトで87%の支持を集めた[5]

受賞・ノミネート
部門対象結果
デトロイト映画批評家協会賞作品賞ノミネート
監督賞マーク・ウェブノミネート
主演男優賞ジョセフ・ゴードン=レヴィットノミネート
ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジョセフ・ゴードン=レヴィットノミネート
ハリウッド映画祭ブレイクスルー脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
受賞
インディペンデント・スピリット賞作品賞ノミネート
脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
受賞
主演男優賞ジョセフ・ゴードン=レヴィットノミネート
ラスベガス映画批評家協会賞脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞トップ10
新人監督賞マーク・ウェブ受賞
ピープルズ・チョイス・アワード最優秀インディペンデント映画賞ノミネート
サンディエゴ映画批評家協会賞編集賞アラン・エドワード・ベル受賞
全米脚本家組合賞オリジナル脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
ノミネート
サテライト賞トップ10
脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
受賞
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ズーイー・デシャネルノミネート
サウスイースタン映画批評家協会賞トップ10
脚本賞スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
受賞

脚注 編集

  1. ^ a b (500) Days of Summer (2009)”. Box Office Mojo. 2010年1月27日閲覧。
  2. ^ 500 Days of Summer Soundtrack”. 500DAYS.com. 2010年1月30日閲覧。
  3. ^ Bowling, David. “Music Review: Soundtrack - (500) Days Of Summer”. Blogcritics. 2009年7月23日閲覧。
  4. ^ 500 Days of Summer - Original Soundtrack”. Billboard.com. 2010年1月30日閲覧。
  5. ^ (500) Days of Summer”. Rotten Tomatoes. 2010年1月27日閲覧。

外部リンク 編集