長泉寺 (本庄市)

埼玉県本庄市にある曹洞宗の寺院

長泉寺(ちょうせんじ)は、埼玉県本庄市にある曹洞宗寺院

長泉寺
山門から見た樹齢650年の骨波田の藤(県指定天然記念物)と本堂
山門から見た樹齢650年の骨波田の藤(県指定天然記念物)と本堂
所在地埼玉県本庄市児玉町高柳901
位置北緯36度10分24.3秒 東経139度6分25.8秒 / 北緯36.173417度 東経139.107167度 / 36.173417; 139.107167座標: 北緯36度10分24.3秒 東経139度6分25.8秒 / 北緯36.173417度 東経139.107167度 / 36.173417; 139.107167
山号大用山
宗派曹洞宗
本尊釈迦牟尼仏
創建年文明4年(1474年
開山大洞存奝
開基上杉顕定
札所等児玉三十三霊場第31番札所
文化財骨波田のフジ(埼玉県指定天然記念物)
公式サイト東国花の寺 百ヶ寺 骨波田の藤 天然記念物 児玉町の長泉寺
法人番号9030005009174 ウィキデータを編集
長泉寺の位置(埼玉県内)
長泉寺
長泉寺
長泉寺 (埼玉県)
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歴史 編集

1474年文明4年)、関東管領上杉顕定の開基である。ただ「開基の位牌」とされる位牌は、2代後の関東管領上杉憲房のものであるため、実際の開基は憲房の可能性もある[1][2]

当寺は曹洞宗の修行道場とされ、最盛期は多くの修行僧が集っていた。かつての境内は、3万平方メートルもある大伽藍であった。しかし1842年天保13年)の山火事で焼失してしまった[1]

1753年宝暦3年)に当寺に植栽された樹齢650年の「骨波田のフジ」(こつはたのフジ)と呼ばれるフジがある[3][4]。言い伝えによると、後に当寺の第19世住職となる仏国哲眼が、当寺に向かう途中、荷物の紐が切れてしまった。そこで辺りにあった古いフジの蔓を紐の代わりとした。到着した際に蔓は庭に捨てたが、それが根付いたのが「骨波田のフジ」の由来である[2]

文化財 編集

  • 骨波田のフジ(こつはたのフジ、埼玉県指定天然記念物 昭和34年3月20日指定)[5]
    推定樹齢650年以上で藤棚の広さは2000m2に及ぶ[4]。これ以外に樹齢350年と250年の藤もあり、藤の種類は8種、8棚に分かれていて、濃藤色、淡藤色、ピンク色、白色の4色の藤が咲き誇る境内の藤棚の総面積は2500m2に及ぶ[6]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 長泉寺の歩み長泉寺
  2. ^ a b 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年、74-75p
  3. ^ 骨波田の藤(長泉寺) 埼玉県景観行政連絡会議
  4. ^ a b 本庄市観光ガイド”. 本庄市観光協会. 2022年10月10日閲覧。
  5. ^ 埼玉県文化財目録埼玉県、105p
  6. ^ 長泉寺 骨波田の藤

参考文献 編集

  • 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年

外部リンク 編集