ジャズ・シンガー (1980年の映画)

ジャズ・シンガー』(原題:The Jazz Singer)は、世界で初めてのトーキージャズ・シンガー』をリメイクした1980年アメリカ映画

ジャズ・シンガー
The Jazz Singer
監督リチャード・フライシャー
脚本ハーバート・ベイカー
製作ジェリー・レイダー
出演者ニール・ダイアモンド
ローレンス・オリヴィエ
ルーシー・アーナス
音楽レナード・ローゼンマン
撮影イシドア・マンコフスキー
編集フランク・J・ユリオステ
モーリー・ワイントローブ
配給アメリカ合衆国の旗 AFD
日本の旗 日本ヘラルド映画
公開アメリカ合衆国の旗 1980年12月19日
日本の旗 1981年4月25日
上映時間116分
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入$27,118,000[1]
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概要

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当初、シドニー・J・フューリーが監督に選ばれたが、降板により、リチャード・フライシャーが完成。主演は歌手ニール・ダイアモンド、共演は英国の名優ローレンス・オリヴィエと、ルシル・ボールデジー・アーナスの娘ルーシー・アーナス。アーナスは、後にダイアモンドとコラボ展開するソングライター キャロル・ベイヤー・セイガーが作詞を担当したミュージカル《デュエットThey're Playing Our Songで1979年にブロードウェイ・デビューして評判となるが、この映画のオファーを受けて、舞台を去り、初の映画大役に臨んだ。

ダイアモンドが映画のために書き下ろした"America""Love on the Rocks""Hello Again"を含むサウンド・トラックは100万枚以上の売り上げを記録するヒットを飛ばし、映画の興行収入も2700万ドル[1]に達する成功を収めた。

その一方で、駄作の評価は拭い去ることができず、より興行収入の少なかった『レイジング・ブル』、『エレファント・マン』、『テス』などの作品がアカデミー賞を賑わせるという皮肉な結果に終わっている。また、主演のニール・ダイアモンドはゴールデングローブ賞主演男優賞と、ゴールデンラズベリー賞主演男優賞のダブルノミネート(後述の賞歴を参照)を受けており、その才能に称賛とヤジが贈られた。

キャスト

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スタッフ

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賞歴

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受賞
  • 米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)映画・テレビ音楽賞
    • 映画演奏賞 - "America" ニール・ダイアモンド
  • ゴールデンラズベリー賞
    • 主演男優賞 - ニール・ダイアモンド
    • 助演男優賞 - ローレンス・オリヴィエ
ノミネート
  • ゴールデングローブ賞
    • 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) - ニール・ダイアモンド
    • 助演女優賞 - ルーシー・アーナス
    • オリジナル歌曲賞 - "Love on the Rocks" ニール・ダイアモンド、ジルベール・ベコー
  • グラミー賞
    • 映画・テレビ・サウンドトラック部門
  • ゴールデンラズベリー賞
    • 作品賞
    • 監督賞 - リチャード・フライシャー、シドニー・J・フューリー
    • 歌曲賞 - "You, Baby, Baby!"

脚注

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  1. ^ a b The Jazz Singer (1980)” (英語). Box Office Mojo. 2010年7月27日閲覧。

外部リンク

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