サウロポセイドン

サウロポセイドンSauroposeidon)は、中生代白亜紀前期、アメリカ合衆国(現在のオクラホマ州辺り)に生息した竜脚類の一種である。発見された頚椎化石から、大型草食恐竜として有名なブラキオサウルスと同系統でありながら、更に巨大な世界最大級の竜脚類の一つと考えられている。学名はギリシア神話海の神ポセイドンに因む。

サウロポセイドン Sauroposeidon
サウロポセイドンと人間の大きさの比較
サウロポセイドンと人間の大きさの比較
地質時代
白亜紀
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:爬虫綱 Reptilia
亜綱:双弓亜綱 Diapsida
下綱:主竜形下綱 Archosauromorpha
上目:恐竜上目 Dinosauria
:竜盤目 Saurischia
亜目:竜脚形亜目 Sauropodomorpha
下目:竜脚下目 Sauropoda
上科:Camarasauromorpha
:ブラキオサウルス科 Brachiosauridae
:サウロポセイドン属 Sauroposeidon
Wedel et al., 2000
  • S. proteles Wedel et al., 2000

特徴 編集

最初の化石はオクラホマ州の刑務所で見つかった頚椎の一部のみで詳細はほとんど不明であるが、優に全長28メートル・体重50トンに達すると考えられている。一部とはいえ見つかっている頚椎は竜脚類の中でも最長で、白亜紀の北半球にも超巨大な竜脚類が生息した証拠として注目されている。またテキサス州で発掘され、2007年に「パルクシーサウルス」と命名された化石は、現在ではサウロポセイドンとされている。さらに近年の研究では、サウロポセイドンはブラキオサウルス類ではなく、ティタノサウルス形類のSomphospondyliのメンバーだとされている。

関連項目 編集

外部リンク 編集